【起業】不用品回収の集客の方法とは?

不用品の回収や買取ビジネスを始めるためには「集客」は必須です。ではどの様に集客していくのかが鍵となります。その集客のための方法についてご紹介していきます。

不用品回収の集客

特に起業したての場合ですとリピートになる顧客がいるわけでもありませんから、新規の顧客開拓のためには幅広い集客をしなければいけません。紙媒体を使ったアナログなものからネットを使ったデジタルマーケティングなど様々です。そして一般のユーザーへ向けた集客といっても業態によっても異なります。

買取と回収によっても異なる

もしウェブサイトを立ち上げて集客する場合には、そのサイトのテーマは大切です。引き取りや片付けを希望されるユーザーと買取を希望されるユーザーは違いますから、どちらの方向でサイトを運営するのかによって主旨が異なります。

ウェブサイトを紹介するサイトもあり、そこから集客することも出来ますが、それも買取と引き取りとでは大きく異なります。

不用品回収のためのポータルサイトに登録

不用品回収をメインに「引取り」や「片付け」の集客のためのサイトというのがあります。登録することで集客の効果はありますが、無料ではありませんから手数料を支払う必要があります。広告会社経由で集客する方法の一つです。

暮らしのマーケット

暮らしのマーケットは20011年の創業の会社です。オンラインマーケットで集客をしています。創業時は不用品回収が主な事業でしたが、最近は引越しやハウスクリーニングなど暮らしに関わる業者のマッチングサイトとなっています。

不用品回収に関しては、登録はいたって簡単です。手数料は依頼の20パーセント。登録している業者のプイライスを見ると軽トラック一台あたり1万円台のものや、中には8000円台のものもあります。その20パーセントを支払う仕組みになります。依頼が無ければ毎月の固定費用などはかかりません。しかし仮に依頼があり直前にキャンセルとなってしまっても申し込みが完了している時点で課金が発生します。

くらしのマーケット

暮らしのマーケットで集客を始めよう

お客様から直接お仕事をうけられる。
国内最大級のマッチングサイトに出店して売上アップしよう

https://curama.jp/shop/regist/

暮らしのマーケット

アシスト

アシストは千葉にあるPR会社です。ウェブサイトをいくつか展開しながら集客を行っています。いわゆるそこの協力店となって引き取りの作業を行う形式です。登録をするときに一日のこなせる案件の希望を申請しますが、そうすると毎日依頼案件のメールが届きます。そこに依頼の情報があるわけですが、一件あたりの情報料は4000円となります。これは依頼の金額が大きくても少なくても一律です。そして見積もりだけであっても情報料は発生します。つまり1日一件の案件希望であっても最低12万円くらいはかかる計算となります。

以前はエコパーフェクトという名前でしたが、最近はECCクリーンに変わっています。

アシスト

https://ecoclean-fuyohin.com/

不用品買取のためのポータルサイトに登録

買取をメインとした集客サイトというのもあります。主にリサイクルショップが登録しています。家電や家具などの家財品の買取が中心です。最近では骨董品や古道具や美術品も取り扱うところもあります。

おいくら

おいくら

<「おいくら」サービス概要>
「おいくら」は、ディー・エヌ・エーが2001年に開始したサイトで、約1,900のリサイクルショップの情報を掲載しており、インターネットを通じて不要品の買取見積もりを複数のショップに一括で依頼することや近隣のショップを検索することなどのサービスを提供しています。特長として買取見積もり依頼を最大5社に送り、各社の見積もりを比較した上で買取先を決めることができます。オークションサイトとは異なり、急な引越等で不要品を早く処分したいユーザのニーズにも対応できるメリットもあります。また、「おいくら」に参加しているリサイクルショップにとっては、ユーザからの中古品仕入を促進することができる他、パソコン、携帯電話を通じて幅広いユーザ層を集客することができます。

https://oikura.jp/

現在は「goo(グー)」で有名なプロトコーポレーションが運営をしています。買取の相談はおいくらを経由して登録会社にメールで情報が各社へ届きます。買取の査定金額を返信して、その中で受注できるかが決まります。おいくらからは数社に情報を送るため必ず受注できるわけではありません。そして受注が出来なくても情報料は発生しているため費用はかかります。

相談の案件としては家電品や家具といった家財道具が中心で、古道具や骨董品や美術品といったものは少なめというのが実情です。家電品のようなジャンルは登録している競合店も多いため受注するためには買取の価格も高めにしないと難しい状況です。

ヒカカク

ヒカカク

2014年に創業の「ヒカカク」は元々はパソコンと携帯・スマホの買取から始まったベンチャー企業でした。現在では利用者数は月間200万人をも超えるようになりました。取り扱いのジャンルも幅広くなり、家財道具はもちろんで、古道具や美術品や骨董品のジャンルにまで増えています。登録はメールなどで出来ます。そして気になる手数料ですが、ジャンルによって異なるそうです。家電品など競合の多いアイテムは一件あたりの手数料も高め。しかし古道具や骨董品のような相談件数の少ないアイテムであれば手数料は安いといった感じです。

ヒカカク

https://hikakaku.com/

依頼の形態はこちらも一件の相談が来ると登録業者に情報が送信されます。

メール送信

査定に関しての相談は全てヒカカクに送られます。ヒカカクから登録会社へ情報が送られる仕組みです。情報を受け取る会社は査定金額を返信しますが、受注できる業者は一社だけです。しかし情報を受け取った業者は受注は無くても「情報料」として課金されて支払うこととなります。毎月の固定費はかかりませんが、毎回届く情報料に費用がかかるので概ね月額費用を払うような感じになります。

ポータルサイトに登録すれば集客できるの?

ポータルサイトを運営しているところはIT会社が運営していて、主要なキーワードの上位を占めていることが多いです。そのためアクセスも多くあり、それに比例して相談の件数もあります。ですから集客の効果というのはもちろんありますが、それに伴った費用もかかります。

しかし登録をしたからと言っても、登録業者が増えるほどそこで新たに競合が生まれます。アマゾンや楽天に出店している業者と同じような感じです。

利用の手数料

サイト登録の利用料は月額でかかる場合と個別の案件ごとにかかる場合があります。不用品回収の場合であれば一件あたりの情報料が4000円~であったり、回収費用の20パーセントであったりと様々です。

買取の集客サイトの場合、例えばおいくらは固定費用も発生しますし情報料としても費用が発生します。古道具や骨董品のような案件の少ないジャンルの場合にはコスパが悪いかもしれません。その他のところでも一件あたりに情報料はかかります。アイテムによって価格差もある場合もあります。

総合するとこういったサイトを利用するにはおおよそ一ヶ月の利用料は最低でも10万円以上がかかるのは必須になるかと思います。

チラシを使った集客方法

ウェブを使ったデジタルマーケットとは異なり、アナログな昔ながらのチラシ広告という方法もあります。しかし最近ではめっきり少なくなりました。ではなぜ減ったのかというと、チラシの広告の場合はまず原稿を作成しなければいけません。その校正費用が初期費用としてかかります。そしてチラシのサイズや何枚するのか、カラー印刷するのかによっても1枚あたりの価格は変わります。

ラクスル

ラクスル価格

https://raksul.com/

これにポスティングしてもらう費用が加わるわけです。ポスティングする場所によってもその単価は異なります。例えば一戸建てが集まるエリアでは配れる軒数が少なくなるため単価は上がります。マンションのような集合住宅が多い地域では効率よく配れるため単価は安くなります。単身の引越しなどを依頼を狙うのであれば電車の沿線のワンルームの集合住宅の多い地域が良いでしょうし、一軒家の家財処分をターゲットとするなら戸建ての多いエリアにポスティングする必要があります。ニーズがある無し関わらず不特定多数に大量にポスティングをしないと集客効果はあまり効果は出ません。数万枚単位で撒く必要もあり、それを毎月行うのであればそれなりの固定費が必要な集客方法ともいえます。

ポスティング相場

https://www.revposting-succml.com/postinginfo/cost.html

ちなみにウェブの場合は不用品の買取や回収のニーズがある人が検索をするため「見込み」のお客になりやすい傾向はあります。こういった理由から大半の業者が最近ではウェブを中心に広告をするようになってきました。

しかし高齢者やネットを使わない人もいますから全く効果がないわけでもありません。

自社による集客方法

ウェブサイト

少ない費用で運営しながら集客をするというのであれば自社でウェブサイトを立ち上げて運営する方法もあります。ホームページの管理や広告の出稿など外注で行うのではなく自社で全てを出来るようになれば管理の毎月の固定費も必要ありません。そして集客サイトを利用しない場合、受注の金額も100パーセント自社の売り上げとなります。ウェブを立ち上げるにはまずはドメインを取得してサーバをレンタルすれば準備はOKです。

ホームページを使った集客

ホームページを作成する場合、最近は「ワードプレス」が主流です。プラグインというアプリのようなものでカスタマイズも簡単に行えますし、コンテンツの投稿も外出先やスマホからでも行うことも可能です。そして一番のメリットは管理がしやすいということです。

ホームページを使って集客するためにはそれなりに「壁」はあります。しかしその壁を乗り越えてこそ自社で集客が出来るわけで、もしそれが出来なければ集客を外注として依存しなけれなりません。

業者に外注で制作

ゼロから全てホームページを作り上げるというのも経験や知識が無いと立ち上げるのも難しいかも知れません。そういったときには基本的な最低限のコンテンツで雛形となるものをウェブ業者に制作してもらい、そこから自社でコンテンツを投稿するというのも良いでしょう。費用は依頼するウェブ業者によっても異なりますが、安いところであれば数万円~20万円以内で作ってくれます。トップページとその他のページが5~10といったところです。

サイトの立ち上げからの期間

新規のサイトというのは立ち上げてすぐには検索エンジンから認知してはもらえません。上昇するまではある一定の期間は必要です。そして数ヶ月単位で変化していきます。コンテンツの投稿を増やしていくうちに徐々に認識され始めていき、「高品質なコンテンツ」が上位へと導かれていくようになります。

新規で始めた場合には最低でも半年から1年の期間はみる必要があり、急いでみてもすぐには効果が出ないのがネットの世界です。

上位表示するためにすること

サイトを立ち上げたからといってもすぐに集客が出来るわけではありません。「不用品回収」や「不用品買取」など様々なキーワードで上位表示しなければいけません。以前は大量のバックリンクがあれば上位表示できるような時代もありましたが、最近は「コンテンツSEO」と呼ばれるものが主流です。より良いコンテンツを持っているサイトが評価をされて上位表示される傾向にあります。いわゆる高品質なコンテンツが上位表示されるわけです。

「高品質なコンテンツって何?」と思う人もいると思います。これはネットユーザーが知りたいと思う事柄が書かれ、十分理解できるているものが「高品質なコンテンツ」ということです。読んで「なるほどね」と思えるようなためになるコンテンツをグーグルは上位表示させようとしているわけです。

不用品回収のサイトを作成した場合に、「サービスメニュー」であったり「料金プラン」や「対応エリア」だけを載せているだけではなかなか評価はしてもらえません。人々が満足するような高品質なコンテンツをサイトの中にいっぱい持っているサイトはキーワード単位で評価をされるだけでなく、サイト単位でも評価されます。不用品の引き取りに関する様々な情報を提供することでサイト全体の順位が上がる傾向になります。

ロングテールでコンテンツを作成

ウェブサイトから集客をしようと思うとどうしてもビッグワード狙いになりがちです。「不用品回収」や「不用品買取」のワードは検索をされる数も多いですが、競合も多いです。そうなるとこういったキーワードでの上位表示は難しくなります。不用品回収の紹介サイトやその他のIT会社が運営の不用品回収サイトも多くありますから、それらのサイトを押しのけて上位に行くのは並大抵の努力ではいけません。

それでは打つ手は無いのか?といえばそうでもありません。ビッグワードだけが全てではありません。ユーザーも決まったワードだけで検索をするわけではありませんし、不用品回収と検索しても地域が当てはまらなかったり、自分の求めているニーズと合致しなければ違うワードで検索をします。例えば「不用品回収 無料」であったり、「不用品 寄付」や「不用品回収 東京」といったように。これらは元の”不用品回収”というキーワードに比べると検索の件数は少なくなります。こういったものをスモールワードと呼び、この様なスモールワードのコンテンツを多く作成していくことを”ロングテール”といいます。

「それで集客に繋がるの?」と思うでしょうが上にも書きましたが、高品質なコンテンツを多く持ち網羅性のあるサイトは評価されます。コンテンツの数があれば良いというわけでもありませんが、地道に高品質なコンテンツを増やしていくことが結果として良いサイトとなり、どんなページを作成しても上位表示が出来る強いサイトになって行きます。

リスティング広告を使った集客

自社でホームページがあればコンテンツを多く作ることによる自然検索からの集客も見込めますが、「リスティング広告」と呼ばれるものを使って集客する方法もあります。ネット検索をすると【広告】と出てるものがそうですが、そこへ自社のホームページを出してPRすることが出来ます。自分が選んだキーワードで出稿することができるのもメリットです。しかし競合が多いキーワードの場合にはワンクリックの費用がそれなりにします。例えば「不用品回収」や「遺品整理」というキーワードで上位になるようにするにはワンクリック数百円~場合によっては千円近くになることもあります。ビッグワードになるほど単価は高くなっていきます。これもスモールワードで効果的なキーワードを見つける工夫をすることで費用対効果を高めることが可能です。

グーグルのアドワーズの場合、様々な設定が可能です。広告を表示する時間帯であったり、単価の最大値や限られた費用の中でクリック数を最大にすること。あとは検索される「検索語句」というものの中から不要なキーワードを削除をしてクリックに無駄が無いように変更することも出来ます。(これは任意で自分で手動で変更します)
グーグルのアドワーズのチームにはサポートもあります。設定について電話でアドバイスもしてくれますから初心者にも安心です。

アドワーズ広告

アドワーズ広告サポート

https://ads.google.com/intl/ja_JP/home/

最近の不用品回収ビジネスの状況

ただ集客が出来るようになったからといっても、不用品回収ビジネスに取り巻く状況も把握する必要はあります。「不用品回収ビジネスは参入しやすい」というイメージがあるのか業者の数は多いです。そして飲食店や製造業とことなり差別化が難しい業種です。ただ不要なものを引き取りするだけではなく「家屋からの運び出し」のような技術や「仕分け分別代行」というようなサービスを盛り込まなければ価格だけの比較で選ばれてしまいがちな業種でもあるわけです。

価格だけに囚われやすい静脈産業

収集運搬などの業種は静脈産業と呼ばれることがあります。不要なものを出すことに支払いが生じる。物を買ったりしたときのような満足感はありません。ですからユーザーはただ安ければ良いと価格だけで業者を選ぶ傾向になるわけです。業者の数が増えるほど価格競争は始まり、一度下げてしまった価格は値上げをするのも大変になってしまいます。

価格競争に巻き込まれると消耗するだけ

以前は不用品回収で軽トラック1台あたり2万円程度だったのが、最近では1万円を切るようになってきました。もし新規で始めたとして「他社もそういう価格だから」と同じようにするというのは決してお勧めできません。価格だけで顧客を獲得するというのはすごく簡単かもしれません。しかしそういった単価の顧客が付いたとしてもずっとそういった価格で営業しなければいけなくなります。一度下げてしまった価格の変更はなかなか出来るものではありません。

いくら仕事をこなしても売り上げが出ないということとなり、結果として消耗するばかりになってしまいます。

起業のためのポイント

不用品回収のビジネスで起業するときのポイントですが、単純に不用品の引き取りをするだけのビジネスにするだけでなく「買取」も併せてのビジネスにするのが良いでしょう。ユーザーも引き取り業者と買取業者と両方呼ぶ必要もなくなりますし、運営する側もいろんな角度で集客が出来るようになります。

そのためにはリユース品の物の売り買いに関する相場の知識を高める必要もあります。販売はメルカリやヤフオクでも出来ますから、店舗が無くても販売は出来ます。しかし中古品の売買をも行う場合には「古物商」の許可が必要ですから、事前に取得をしなければいけません。(行政書士に代行依頼をすれば取得も簡単です。費用も7万円程度で済みます。)ネット販売以外には古物市場で売買といった方法もあります。「引き取り」と「買取」のユーザーを囲い込み集客するというのも新規で行う場合には大切になります。ユーザーの数には限りがあります。

リユース・リサイクルの知識を豊富にする

不用品を引き取りした後というのも考えなければいけません。引き取り下物を単純に中間処理施設などで廃棄というのでは利益は中々出ません。中間処理場での処分費用はどんどん値上がりしつつあります。そしてリユースやリサイクルをしなければ環境にもやさしくありません。リユースの知識を高めるためには、どういったものが中古品として再利用されているのか。どういったものが売れているのかという市場調査が大切です。リサイクルショップやメルカリやヤフオクといったネットでも調査は出来ます。実際に古物市場に行ってどんなものが売り買いされているのかを実際に見て回るのも参考になります。

リサイクルというのは再資源化を意味します。金属・プラスチック・紙・など再資源化できるものは多くあります。むしろ分別することで再資源化できるといったほうが良いでしょう。不用品回収業者としてはそういった分別をしっかりすることでゴミ減量に繋げるというのも重要な役割になります。そしてリサイクルすることは運営コストを下げることにもなりますから、結果自社にもより良いメリットはあるわけです。

得意となるサービスを生み出す

競り

「引取りするだけ」「買取するだけ」の単純なサービスだけでは価格だけで他社と比較をされて、条件の良い会社に仕事を取られてしまう結果になってしまいます。価格だけでなく仕事を受注するには他にはない自社オリジナルのサービスを考えだす必要があります。「あなたに頼みたい」と思われるようなサービスを提供することが出来ればその顧客はリピーターとして再び依頼をしてくれます。そういったユーザーを一人でも多く獲得していくことが今後の不用品回収業で生き残っていく術となるでしょう。