住宅の解体費用の目安とその業者の探し方

古くなった家を売買する時には、「中古住宅」として売りに出せる場合と、もしくは解体して更地にして売った方が良い場合があります。更地で売りたい場合の解体費用の目安と解体業者の探し方などについてご紹介していきます。

解体作業

解体業者

解体業者とは一般の住宅やビルやテナント、内装解体を行う業者です。木造の住宅の解体も当然行っています。しかし「解体の相場」というものがよく分からない業界でもあり、悪徳と呼ばれる業者もいることで高額な請求になる場合も中にはあります。

不当に高くなる場合と、然るべくして高額になる場合もあるので、費用が高くなるケースというのも知っておく必要があります。

建物の種類と処理原価

一戸建て

一般的な住宅の場合は木造が多いです(RC住宅については割愛いたします)。構成されている材質というのはおおよそ決まってます。

  • 柱や梁や床は木
  • 外壁はモルタルや金属系サイディング・樹脂系サイディングなど
  • 壁の中や天井の断熱材
  • ベランダやフェンスなどの金属
  • 住宅の基礎にはコンクリートと外周りに使ったブロックなど

解体業者はこれらをきちんと分別して作業をします。そうすることで処理費用が節約できるからです。

処理費用が安いのは木で、キロ当たり20円~30円といったところでしょう。仮に4トンの廃材で20円と仮定しても8万円です。コンクリートやブロックのようなものも中の鉄筋が無い状態なら処理費用は安くなります。これもリサイクルされるからです。

外壁材や断熱材というのがこの中で一番処理費用が高い部類でしょう。ですが断熱材もしっかり分別出来ていれば処理費用は安価に抑えることが出来ます。

こういった分別の作業が出来る解体業者であれば解体費用も抑えることが出来ることになります。

費用の目安

解体工事の費用の目安というのはだいたい「坪単価」で計算されることが多いです。ネット上では4万~5万円と書かれている記事もありますが、実際のところはもう少し安い金額でも行っている業者もいます。最低価格として2万5千円~3万5千円程度でも可能な場合はあります。

この金額で出来るのは「木造」であってり、場所的にやりやすいところということになるでしょう。最低価格なので、条件によっては金額が増す場合はあります。

建坪が30坪の木造であれば75万円~が目安となります。仮に坪単価が5万円なら150万円になりますから、特別な理由がない限り少し高い印象です。探せばもっと安い業者は見つかるでしょう。

解体費用が高くなるケース

  • 作業環境によって
  • 構造的な理由
  • 処理費用が高い材質の建材を使っている場合

なぜ費用が高くなるのかその理由があるのならそれは知りたいですよね。

例えば都心のような場所の一軒家の解体となれば通行人が多くいることも予想できます。工事を進めるにしても安全を確保しなければいけません。近隣への養生であったり、歩行者などの安全対策もそうです。ガードマンを依頼したりすればコストも多くかかります。

傾斜地など解体の工事自体も重機が簡単に入れない場合は人力で壊していくことになりますから、それだけ人件費もかさむことになります。

又はトラックが入れないような場所。道路が狭い私道の奥に建っているような場所も費用が高くなりやすいです。そして道路幅(開口部)が2mに満たない場合は解体してしまうと再建築が出来なくなります。

木造の家というのであれば処理は難しいことはないのですが、古い住宅の場合でまれに処理が困難なものが混ざっているケースがあります。分かりやすい例でいうと「アスベスト」のようなものもそうです。アスベストは中間処理業者に持ち込みする場合は非常に高額になります。中間処理業者も最終処分場へ持っていくのも厄介な存在なわけです。極めて有害な物質なので取り扱いにも注意が必要です。アスベスト(厚生労働省・アスベストに関するQ&A)

もしこういったものが解体工事に含まれている場合には処理費用が高くなるため高額になってしまうことは避けられないでしょう。

住宅に残る残置物の処理

残置物

住宅の解体とは別ですが、家の中に家財道具が残ったままで解体工事を依頼をする場合、残置物撤去の依頼を断られることもありますが、業者の中にはその処理も請け負う場合もあります。しかし費用は割高になりやすいです。なぜなら解体業者の処分というのは正直なところ、そこまで細かく仕分け分別をしてはいません。大半が廃棄処理されることとなり、リサイクルが不十分なため処理費用もそのまま転嫁されることになります。3~4LDKで80~100平米くらいの住宅にそっくり荷物が残っているとするならば、約40立米ほどの家財道具の処理費用は100万円~と言われてもおかしくはありません。(すべてを廃棄処理にしてしまうと中間処理費用も安くはありませんからこのような金額になってしまいます)

しかしきちんとリサイクルをしながらであればその半分で済みます。家財道具処分費用の目安

解体工事と残置物の処理をまとめて依頼してしまうと解体工事の費用が安いのか高いのかも分からなくなってしまうこともあるので、見積もりは切り分けるのが良いでしょう。

出来れば家屋内の家財道具の整理は済ませてから、解体工事をされることをお勧めいたします。

業者の見つけ方

最近は解体業者もホームページを持っているところが増えていますから、ネット検索というのも有効です。しかし口コミ的な紹介というのも安心できるのでその両方をご紹介しておきます。

インターネット検索の場合

ネット

インターネットで検索をする場合に、例えばgoogle検索で「解体業者」と入れてしまうと日本全国の業者が出てきてしまうので、そぐわない場合もあります。そこで「解体業者 〇〇」(〇〇は地域名を入れて)で検索してみてください。そうすると、その地域を対応している業者が出てきます。

恐らく1ページ目はIT会社が運営する紹介サイトがほとんどの場合が多いです。「一括サイト」のようなものが多く、そこへ登録している業者へ連絡が行き渡り各社が見積もりを出すという流れです。ここで選ぶのも良いのですが、登録している業者の中で選ぶ結果となります。

もしそれ以外で探したいのであれば2ページ以降もこまめに見てみると良いです。中にはサイトを持たずにgoogleマップに表示される場合もあります。こういった業者は検索エンジンからの集客慣れしていない場合も多いので、電話対応が下手なこともありますが、悪い人ではないことも多いです。(笑)

私が調べた中で、きちんと価格表もしっかり出しているサイトがあったのでここでご紹介しておきます。

神奈川県川崎市の解体業者さん

福山産業ホームページ

木造一般住居をはじめ、軽量・重量鉄骨建物、RC建造物、プレハブ、などの建物解体工事、駐車場(立体含)、土間コンクリート、アスファルト、ブロック、フェンスの撤去処分、屋上防水改修、耐震補強工事に伴う撤去、樹木伐採伐根処分、住宅解体、事務所・店舗等の内装解体も行っています。

 

こちらの会社では解体の種類によっての坪単価や庭木の伐採なども記載や、解体についての事柄はほぼ理解できる非常に分かりやすい構成のサイトですね。

検索した順位で言えば3ページか4ページめくらいでしたから、上位表示ではありませんでしたが、探せばこのような会社も見つかるという例です。

不動産業者からの紹介

比較

住宅を売買する時には仲介をする不動産業者さんを利用するかと思います。その不動産業者さんに解体業者を紹介してもらうというのも良いでしょう。「三井のリハウス」や「住友不動産」などの大手の不動産業者の場合はおかしな解体業者を紹介することはまずありません。適正な価格の解体業者を紹介してくれるので、仲介の契約と同時に相談をするというのも選び方の一つです。

まとめ

住宅の解体業者も様々あり、価格も不透明なところがあります。坪単価として約2.5万~(高くて)5万円を想定に建坪で計算をしてみると良いでしょう。特別な理由がないにも関わらず、この金額を大きく超えるようであれば別の業者を探されるのが賢明です。

逆に見つけた業者の見積もりがこの金額の範囲内であれば、ほぼ適正価格と言えるのではないでしょうか。

いずれにしてもあまり急いで契約をせずに、時間に余裕を持って契約をしましょう。