不用品回収業を始めて儲かるの?

郵便のポストやインターネットサーフィンをしていても「不用品回収」の広告などが溢れています。なんか儲かっているんじゃないの?と興味をもたれたことがあったかもしれません。今回はリサイクルビジネス、不用品回収業を始めて儲かるのかについてご紹介していきます。

 

書斎

不用品回収業とは

主に家財品を中心に不要となったものを引き取りをする仕事です。ただ玄関で要らないものを引き取りするだけでなく、お家の中から運び出しをするという「サービス」が含まれているので、便利屋さん的なところから派生しています。

一軒家の場合ですと、二階から運び下ろしたり、吊り下げや解体といった特殊作業も現在の不用品回収業では行っていたりします。

引き取りしたものの流れ

引き取りした不用品は中古品として使えるものとそうでないものを目利きにより分別や仕分けを行い、それぞれの買い取り業者であったり古物市場(要免許)へ持ち込みしたりします。それ以外のリユース・リサイクルが出来ないものについては処分ということになり、契約を取り交わしている中間処理場に持ち込み有料で処理をするというのが一般的な流れです。

中古品の売買をするので古物免許は絶対必要

中古品を売買するにあたり、「古物免許」というのを取得することが必要です。なしで始めたとしても結局必要になるときが来ますから、本気で始めるなら取得すべきです。

回収業は儲かるのか?

不用品の回収業が目立つようになったのは今から遡ること10数年前以上です。2006年あたりの時期には拡声器をつけた軽トラックが急激に増えて街中に「ご不要になった不用品がございましたら….」といたるところに走っていたことを記憶されているかたもいることでしょう。

この当時は「廃家電の無料回収」というのが多くて、パソコンとかゲーム機とかオーディオとかを無料で引き取りする業者やぼったくりの業者など様々で、トラブルも多くて問題になることも多かった時期です。

なぜそんなに増えてしまったのか?というと、その中古家電が非常に売れていたからです。例えばですが、パソコンモニターが中古品で液晶割れがなければ一台3000円以上。プレステ2が3000円~5000円 オーディオのコンポが3000円~10000円。ブラウン管のテレビが1000円~3000円。ラジカセが500円~3000円。エアコンが1セット3000円~5000円(重さによって異なる)といったように様々なものに価格が付いて業者が買い取りをしていました。

海外からやってくるバイヤー

中古家電の買い取り業者はこれらを中国やそれ以外にもアフリカなど様々な国からやってくるバイヤーに船積みのコンテナで売却していました。どこの国のバイヤーも日本の中古家電欲しさに高値をつけていた時期でしたから上のような価格で買い取りされていました。

軽トラック1台で100万円以上の売り上げ

無料で引き取りをしてもエアコンやオーディオやプレステのようなものが出れば、それだけで1万円くらいにはなります。それ以外に処分になるようなものの運び出しの作業費などをもらって仕事を請ければ2万~3万円の売り上げを軽トラック1台で作れます。中にはトラック数台分の依頼も入ってくれば一ヶ月の売り上げは100万を超えることは難しくないでしょう。実際そういった人もいました。

経費を払ったとしても手残りで数十万は残る計算です。こうした人がいたことで、そんな話を聞いた人がそれに釣られて参入してきて回収業者が増えてしまったというのが経緯です。

現在の中古家電の相場

2019年の中古家電の相場は10年前に比べると激減しています。エアコンの銅の価格が高値の時期が100円だとすると現在は半分以下。それ以外のパソコンやゲーム機なども数百円程度です。買ってくれるならまだ良いほうで、「買い止め」といって買ってもらえないものや支払いに転ずるものも増えています。もうこの時点で中古家電の売買でのビジネスは難しいともいえます。

最近の傾向

廃家電がダメでも次には家財道具の輸出というのが最近の流れです。日本の生活雑貨や家具などを輸出する業者が現れたからです。少々古いものでも買い取りしてくれるので、不用品回収業者や遺品整理業者(元々は同じ不用品回収業者)などからすれば廃棄処分で費用を払わなくて済むので好都合なわけです。

どういったポジションで不用品回収業を始めるのか?

不用品回収業を始めるにも色々なスタイルがあるかと思います。個人経営的なスタイルであれば、便利屋的に小さくまとまったやり方もあるでしょう。大きくやりたいのであれば、倉庫やトラック(2トントラックなど)を用意をする必要もありますし、人員も揃えて雇用のために求人も行わなければいけません。しかし明確なビジョンがなければコケること間違いないです。

いくらリスクが少ないビジネスとはいえ、毎月の固定費がかかるやり方であればそれなりの見通しのたった収益を上げなければ存続は出来ません。

結構肉体労働

玄関先から不要なものを引き取りしてそれを転売すればいいという商売でもありません。お部屋から運び出しをしなければいけませんから、重たいものを運んだりもしなければいけません。エレベーターのマンションばかりでもありませんから、階段での運び下ろしも当然あります。2ドア冷蔵庫や洗濯機くらいは一人で運べないとこの商売は務まりません。

おうちによっては繊細過ぎて運び出しに非常に慎重にならなければいけないところもあれば、人の想像を超えるような足の踏み場のないような家やマスクを二重にしたくなるようなお家もあります。けれども依頼を受けたならやるしかないのがこのお仕事なんです。

きちんとやれば利益は出ます

昔と違って中古家電が高値で売れるような時期は過ぎてしまい、売って利益を出すのは目利きなどきちんとしたことをやらなければ利益は出ません。しかしきちんと目利きも出来て、お客様のニーズに対して真摯な態度で向き合っていけば固定のリピーターの顧客も付きます。

仕事が仕事を呼ぶ状態になればきちんと利益は出るようになります。価格で勝負をすれば自分の首を絞めるだけになりますが、サービスを理解してくれる顧客を見つけることが大切なんです。結局はまじめな姿勢が重要ということですね。

集客の方法

回収の仕事を始めるといっても集客をしなければ儲けることなんて出来ません。それではその集客の方法についてご紹介していきます。その集客の方法にはいくつかあります。

  1. チラシによる広告
  2. 一括サイトやポータルサイトによる集客
  3. 拡声器を使った軽自動車による集客
  4. 自社サイトによるウェブマーケティングによる集客

おおまかに分けるとこんなところです。

チラシにによる広告

チラシの広告は昔からある手法です。「ポスティング」と呼ばれ、業者によってポストに投函するやり方です。撒きたい地域を選べるのがメリットですが、チラシの印刷代やポスティングの費用が結構かかり、初期投資が必要なやり方です。

一括サイトやポータルサイトを使った集客

自社サイトやサイトは持っていても上位表示が出来ない業者が利用することが多いです。利用するメリットとしてはそれなりにいらいが来るということです。しかしデメリットとしてはそれなりに「支払いがある」ということです。

サイトを運営する会社はIT会社が主で、サイトを上位表示させるプロなわけです。物販の世界ではアマゾンや楽天がそうで、常に上位に表示されていますよね?

そういったところに加入すれば仕事は回ってはきますが、支払いは安くはありません。アマゾンや楽天の利用料が安いって話を聞いたことあります?

不用品回収の一括サイトやポータルサイトも同じように、受注金額の30パーセント、もしくは情報量として一件当たり4000円を取られるなど会社によって仕組みは異なります。

私が思うに、集客サイトのみで売り上げを立てようとしているのであれば非常に先行き困難だと思います。特に一括サイトというのは一件の見積もり依頼がサイトに来て、それ協力会社数件にメールするわけです。そして例えばA社1万円 B社2万円 C社3万円 D社 5千円とそれぞれが回答をすれば、D社が5千円で依頼を請けるという仕組みだったりします。

一番安値で請けなければ仕事は取れない。仕事が取れなくてもその他の会社は情報料をサイト運営会社に支払わなければいけない。 こんなやり方です。依頼を安く受ければ仕事は取れるでしょうが、これって結構徒労になりませんか?

こういったサイトに依存しないやり方も必要ということになります。

拡声器を使った軽自動車による集客

このやり方ははっきりいってお勧めはしません。参考までにと言うことですが、これが一番手っ取り早く安価に始められる方法ともいえます。軽トラを買って、拡声器とオーディオつければよいだけです。しかし当てもなく1日中街の中を走らなければいけません。

止まっていては仕事になりませんから、ずっと走りゆっくり続けるのです。雨の日も風の強い日もずっとです。メンタルが強い人でないと向いていないかもしれませんね。

自社サイトによる集客

本来は自社によって集客するのが一番良い形です。今から10年前にはIT会社の集客サイトというのは存在していませんでした。しかし利益になるマーケットがあればIT会社も入ってきますから、現在はかなりの割合で集客サイトが混ざっています。

自社サイトの立ち上げ

サイトを作るというのは昔に比べると簡単に出来るようになりました。ドメイン取得してサーバーをレンタルして、「ワードプレス」で始めれば多くのプラグイン(アプリみたいなもの)で魅力あるサイト、使いやすいサイトにカスタマイズが出来ます。

サイト作りとチューニング

自社サイトを作るにあたり、覚えておかなければいけないことがあります。サイトを作ることと上位表示させることは別物ということです。

サイトというのは車でいえば車体です。上位表示するということはその車を「チューニング」する必要があるわけです。そのチューニングがきちんとできれば上位に表示され、多くの人に見てもらうことが出来るの集客に繋がるというわけです。

最近の上位表示の方法

サイトを上位表示させるというのが一番の「肝」なわけですが、ではいったいどうやったら上位表示できるのか?ということです。一昔まえであれば、バックリンクを大量に付けてもらえれば一気にド~ンと上にもがりましたが、現在は上がるどことか消えてしまいます(スパムにより)。

最近のSEOテクニックといえば「コンテンツSEO」というのが主流です。どういったことかと言うと、人は知りたいことを調べるためにネット検索をするわけです。自分が知りたい情報をいっぱい持っているサイトというのは有益であり、そういったサイトを上位に表示をしようとGoogleはしているわけです。ですから、サイト内には自分のところのサービス情報だけでなく、人々にとって有益な情報が含まれたコンテンツが多く含まれてるか否かで評価が変わるわけです。

評価されているサイトというのが上位にいるというわけです。ページ数で言うと数百ページを持った大規模サイトもざらです。

もし自社サイトで集客を志すのであれば、まずは競合サイトと同等の規模にサイトを作り上げることがとても重要です。

もしこれらを自分で作ることが出来なければ、業者に依頼をすることになるわけでですが、ウェブ業者に数百の大規模サイトを製作依頼をするということになれば数百万の投資は必要だと考えてください。安い業者に依頼をしてもクオリティが下がり、そして結局は満足のいかない出来上がりになる可能性もあります。

サイトが出来上がってもすぐに上位に行くわけではありませんから、中長期な目で見ながら育てていくことが大切です。

まとめ

不用品回収というのはリサイクルビジネスの一環で、リスクの少ないと参入してきた人が増えた業種でもあります。現在も増えつつあるとは思いますが、以前よりも中古家電などの相場にも変動があり決して簡単に儲けがでるとはいえなくなりつつあります。

新規で始める場合には手法を慎重に考える必要があり、そして集客方法もベストな選択をしなければ経費ばかりで利益が出ないということにもなりかねません。

参入する前にはこのビジネスを俯瞰して観察し、チャンスがあると思えたときに始められることをお勧めいたします。

わかりやすい明確な料金システム

フリーコール