不用品回収ビジネスって何ですか?

「不用品回収」と検索をすると今では数多くの業者が出てきます。しかし一体どの様なビジネスなのか?始めたいと思ってもどんなことをするのかが分からないという方もいることでしょう。ここではどんなサービスを行っているのかなどをわかりやすくご紹介していきます。

家財品

不用品回収とリユース・リサイクルビジネス

不用品回収業は基本的にはリサイクルビジネスにも精通します。引き取りするものをゴミにしない。また新たに利用できる道を作る仕事でもあります。

不用品とは

まず不用品というのは人々が「不要」として整理しようとするものです。食品残さや紙くず・ペットボトルといった一般廃棄物とは違い、まだまだ使えるけれど、ただ不要といったものが非常に多いのが特徴です。

不用品リサイクル業者と廃棄物処理業者の違い

パッカー車

  • 廃棄物処理業者は家屋の中からの「運搬サービス」が目的ではなくゴミ収集が本来の業務
  • 不用品業者は不用品などごみ収集を目的としていない

廃棄物の処理業者というのはただ単に廃棄することを生業とするのが主です。「使える」「使えない」「再利用できる」といったことは関係ありませんので、廃棄処理をするだけです。しかし不用品回収業者はごみ回収が目的ではなく、不用品のリユース・リサイクルを目的としている。そしてその不要なものの運び出し等で処理に困っている人のお手伝いをするというのが主なわけです。

不用品業者が得意とすること

走る男女

 

  • お部屋からの運び出し
  • 仕分け分別といった作業
  • 再資源化のためのリサイクルやリユースのための買取

廃棄物処理業者の多くはお部屋の中からの運び出しの作業を行ってくれるとことはほとんどありません。例えばですが、東京23区内では「家電リサイクル受付センター」(関連記事:家電受付センターってどんなところ?)というのがあります、テレビや冷蔵庫といった家電リサイクル品を収集してくれるのですが、収集は玄関先からです。

しかし不用品回収業者であればこういったものでも運び出しをしてくれます。むしろそういった搬出サービスこそが不用品回収業なんです。

お部屋の中の不用品の要る要らないや仕分けや分別などが出来ないと困られている方も中にはいます。そういった方々への細かいサービスや売れるものの買取、もしくは買取までは難しいけれども、無料引取りしてリユースリサイクルをするといったことについて得意としているのです。

どんな理由やどんな人からニーズがあるのか?

  • 高齢者や女性など
  • 自分では運べないような大きな物の引き取り
  • 重たくて自分では運べないようなものの引き取り
  • 不要ではあるけれど、ゴミとして処理はしたくない。出来れば再利用してもらいたい

こういったことにより必要とされていたりする便利屋さん的な存在といえる。

高齢者や女性の方に大きな荷物を運ぶというのは困難です。例えばですが、アパートの狭い階段で大きなマットと木枠が一体型になったベッドマットを運び下ろすなんて非常に大変です。そんなことを一人で軽々とやってのける人というのは滅多にいないと思います。知人友人が近くにいて協力してもらえればよいですが、実際のところ助けに来てもらえないということでご依頼されるケースが多いのです。

量が多いケースの場合、行政の粗大ゴミでは数に制限があり処理できないということで相談されることもあります。

後は遺品整理や家財処分でも多くあるケースですが、不要ではあるけれども燃えるゴミや普通ゴミなどで処理はされたくない。誰か使ってもらえる人がいれば使って欲しいと望まれる人が多いということです。それは確かにそうです。全てをゴミにしてしまうなんて勿体ないですよね。

人が出来ないことをする頼れる存在

不要となる物がご自身で処理できるのであれば業者に依頼する必要なんてありません。家財道具の全ては基本的には燃えるごみや燃えないごみ、粗大ゴミといったもので処理することは可能なわけですから。ですからなぜ依頼をしなければいけないのか?と言えば、それは色々な理由によって「出来ないから」依頼をするわけです。不用品回収業者はそんな頼れる存在でなければいけません。

  • リサイクルとなるもの
  • リユースとなるもの
  • 処分となるもの

リユース・リサイクルという言葉をよく耳にされると思います。「リサイクルショップ」というのもそうですが、リサイクルとは元々は再資源化という意味です。そうなるとリサイクルショップというのもちょっと変なんですが…そこはここでは置いておいて。紙・ペットボトル・瓶のようなものは溶かしたりして利用できますよね。これが再資源化ということです。そしてリユースとは形を変えることなく再利用するということです。(なのでリサイクルショップではなくリユースショップというのが正しかったのでしょうね。今ではその言葉が根付いてしまって手遅れですが…)

リユース品は再販されるためのものです。店頭販売やネット販売など方法は多様化しています。それ以外には海外への輸出というケースもあります。東南アジアなどに日本の良質な家財道具が輸出されたりしています。

リユース・リサイクルを徹底的にしたとしてもどうしても「処分」となってしまうものも出てしまいます。そういったものは業者によって中間処理場で処分されることとなります。

リサイクル買取や売買するために必要な許可

古物商許可

リユース品の買取や販売をしたいというのであれば「古物商」の許可が必要です。古物商の許可があれば物の売り買いが自由に出来るようになります。しかしそれには届出が必要となります。

警察署への届出

古物商の許可申請は事務所・営業所の管轄となる警察署へ書類を提出しなければいけません。自分で行う場合でも手数料として最低19000円は必要です。

書類の作成と提出

自分でも出来るが、記入ミスや書類の不備などがある場合は、訂正のために何度も足を運ばなければいけない。そういったことが無いようにするには「行政書士」へ依頼をするという方法もある。手数料などを含めおおよそ7万円くらいが相場となっています。確実に行ってくれるので、出来れば行政書士への依頼をお勧めいたします。

不用品回収業のために必要なもの

不用品回収業を行うには荷物を積み込みするための車両が必要です。とんな不用品を引き取りするのかにもよりますが、カメラやおもちゃや骨董品といった小さなものばかりであれば軽自動車のようなサイズでも良いです。しかし家財品の引き取りとなれば大きな車両が必要になります。しかし一般の住宅街を走行するので、あまり大きなトラックは不向きになり、小型の2トントラックくらいがちょうど良いでしょう。雨の日や雪の日もありますから、屋根の付いた「アルミバン」「ドライバン」と呼ばれる車両が使いやすいです。

結構身体を使う仕事でもある

運ぶ

引き取りするものを玄関先で受け取り処分場に持っていく収集運搬業者とは異なり、人様が出来ないことを代わりに行う代行サービスの一面もあるので、重たいものや大きな物など「運べない」物を代行するサービスをしなければいけません。受け取る対価も処理費用というよりこういったサービスによる「作業費」ともいえます。

住宅によっては狭小であったりする場合は運び出すものを解体したりしなければいけない時もあります。住宅に傷をつけないようにするための工夫や養生も行わなければいけない場合もあります。

時には一戸建ての場合では、2階から吊り下ろしで搬出しなければいけないようなケースも希にあります。

この様に「引越し屋さん」のような技術も伴わなければスムーズに作業が進まないことも多くあります。それなりに体力の要る仕事でもあるわけです。

リサイクル業者としての目利きも必要

絵画

不要ということで引き取りするものの全てを右から左でゴミ処分するわけではありません。不用品業者は「リユース」「リサイクル」のエキスパートでなければいけません。限りなくゴミにしないということです。金属・紙・瓶・プラスチック・木・布といったものはきちんと仕分けをすればリサイクルが可能な再資源化できるものです。そしてリユースできるものはそのまま使う。こうすることで引き取りするもののごく僅かだけが「処分」となるわけです。

不用品の処分までの流れ

集められた不用品の中にはリユース・リサイクルが出来ずに処理しなければいけないものも出てきます。それらはどの様に処理がされているのかですが、これは回収の会社と処理業者の間で中間処理の契約を結びます。その契約の通りに適切に処理されるわけです。

収集運搬について

トラック

依頼人(発注者)→元受業者→収集業者(この場合が収集運搬となります。) →中間処理場

依頼人(発注者)→元受による引き取りと運搬(この場合は自社運搬となります)→中間処理場

元受業者による自社運搬で中間処理業者へ持ち込みする場合は産業廃棄物収集運搬等の許可は必要としません。元受業者から運搬を依頼された場合に収集運搬許可が必要となります。そしてその収集運搬業者が別の収集運搬業者へ依頼をするのは禁止とされています。

不用品業者のトラブル

  • 高額費用で「ぼったくり」が多発
  • 「無料」と思い込み依頼をして費用を請求される事例

一部業者によりトラブルも発生しています。その中で多いのが高額請求です。特に高齢の方や女性などに対してありえないような金額を請求する事例です。「何をされるか分からない」といった怖い思いをして支払ってしまったという事例もあります。

その他では拡声器を使って巡回している軽トラックに依頼をしてトラブルになるケースです。「○○は無料で」「どんなものでも回収いたします」とちょっと聞いただけでは何でも無料で引取りをしてくれるのかと勘違いしてしまいます。しかし実際は無料で回収できるのは一部の家電製品などで、その他は「何でも回収」してくれるけれどタダではないということです。この言葉のあや的な間違いで頼んでしまい、トラックに積んだ後にそれが分かり費用を請求されることでトラブルになることが多いというわけです。

やはり費用に関しては事前に確認してから依頼をしないと大きなトラブルに発展するということです。全ての業者がこのようなことを行っているわけではありませんが、信頼できる業者選びというのが重要となります。

不用品回収業者が出来る社会貢献

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引取りをするものの仕分け分別を的確に行い不用品をゴミにしない。つまり「ゴミ減量」にもなるわけです。行政にゴミとして出しているものもダタではありません。税金を使い処理を行っているわけです。そしてゴミとして出される量が減れば使う税金も減るというわけです。

リサイクル

良い循環型な社会になるために、不用品回収業者は集めたものをリユース・リサイクルを行い貢献していきます。

まとめ

不用品回収ビジネスの概要がお分かりいただけたでしょうか?これから始めたいとお考えの方や、不用品回収業とはどんな仕事なのか?とお思いの方のご参考としてお役に立てたら幸いです。

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