遺品整理をいつ始めるべき?終わるまでの流れと、手順お教えいたします

遺品整理を始める場合には、いったい何をすれば良い?いつから始めていいのか?家族たちだけで始める遺品整理や。業者に依頼した場合の比較などの疑問についてお教えいたします。

遺品整理の流れ – 片付けまで –

遺品整理の作業を始め方と、終了までのステップを簡単にまとめてみました。

心の整理

気持ちがまだ高ぶっている間は、故人の荷物を見ていると悲しくなり整理はできません。気持ちが落ち着いた時に計画を立てて始めるようにします。

STEP
1

貴重品の整理

通帳・印鑑・証券類・登記簿などの貴重品や、重要な書類の整理をします。デジタル貴重品の場合はパスワードがかかれているものも探す必要があります。

STEP
2

仕分け

まず、整理するものをカテゴライズします。保管するものと処分するものを決定し、する積金額にご了承いただいた後にご契約となります。回収の作業日を決定し、当日はスタッフがお部屋の中から全て運び出しいたします。

STEP
3

処分品を決める

廃棄になるもの売却するものなど。

STEP
4

整理の作業を始める

決めた内容に基づいて処理を段階的に進める。

STEP
5

遺品整理業者に依頼

まずは、親族間で出来る範囲まで整理を行います。それから、作業が思うように進まない場合はプロ業者に相談してみましょう。

STEP
6

終了

全ての家財道具の搬出が済み作業が完了し、清掃をすると終了となります。ただ全てが終わることで感情的になる場合もあり、その時には心のケアもが必要です。

STEP
7

遺品整理を始める前に

遺品整理を始めるといっても、すぐに出来る場合とそうでない場合があります。遺品というのは基本的に故人様の持ち物であり、その中には資産になるものも含まれていたりします。親族であっても勝手に売却をするということができません。

分割行儀など遺産相続者との話し合い

話し合い

資産と見なされるものについては遺産の相続者同士で話し合いをする必要があります。それが「遺産の分割協議」であり、話し合いの結果をまとめたものが”分割協議書”となります。土地や家屋だけの話にも思えますが、家財道具の中には貴金属や、資産価値の高い美術品も含まれていることもあります。それ以外にもスポーツカーなど、中古での市場価値の高い物もあります。金銭に纏わることは後々のトラブルに発展することが多いので、遺品整理を始める前には取り決めをしてからをおすすめします。

逆に負の遺産を持っている場合、つまり故人様に借金などがある場合には、家財道具なども競売の対象になることもありますので、これらも勝手に持ち出すということは出来ない場合があります。借金などの負の遺産がある場合は、「遺産放棄」することも可能です。

相続人が他にいないような場合、遺産となるようなものがほぼない場合には、速やかに遺品整理を始めても問題がないと言えます。

遺品整理のタイミング、いつ始めれば良い?

故人様の初七日が終わり、すぐにでも始めたいという人もおられます。その理由としては、賃貸の物件の場合には、お部屋の退去日があるからです。長引くと賃料を多く払わなければいけなかったりと理由も様々ですが、いったいいつ頃に始めれば良いのでしょうか?そのタイミングは以下の通りです。

  • 故人の亡くなって少し早めに始める
    • 遺品整理は故人の亡くなった少し早めに始めることが一般的です。手順よく手続きを進めることで、物事がスムーズに進みやすくなります。
  • 心の準備ができたと感じた時
    • 感情的に整理が出来た時が適切なスタートです。 喪失感などの感情が和らいだと感じる時期に始めることが良いでしょう。
  • 法的な手続きが進んでいる時
    • 相続手続きや不動産の引き継ぎなど、法的な手続きが進んでいる段階で遺品整理を始めることが適しています。これにより、必要な書類が整理しやすくなります。
  • 不動産の契約に基づき
    • 不動産の売却や賃貸など、期日が決まっている場合、その契約内容に合わせて遺品整理を進めていく必要があります。
  • 家族や専門家のサポートを得られる時
    • 自分だけでは解決が出来ない時に、家族や友人、遺品整理の専門家などのサポートが得られる時期に始めることが重要です。協力体制があると、作業が効果的に進みます。
  • 適切な遺品整理業者の選定ができた時
    • 遺品整理業者を選定した時にも開始することができます。

四十九日が過ぎたころから始めるのが一般的

特に取り決めがあるわけではないのですが、多くの方が四十九日を過ぎたあたりから遺品整理を始めたりしています。理由としては「区切りが良いから」ということだそうです。一通りの儀式が済んだところで、ようやく落ち着く頃です。気持ちの整理が済んだ頃に始めるのが良いでしょう。

賃貸物件の場合は、退去の告知はおおよそ一カ月前になるので、それを踏まえて不動産の管理会社に連絡をするのが良いと思います。

いつまでに終わらせなければいけない?

遺品整理の終わりに決まりはありません。持ち家の場合は金銭的なロスが起きるわけではありませんから、特に急ぐ必要はありません。ご自身も住んでいた家であったり、両親との思い出が詰まった遺品はゆっくり時間をかけて整理することが良い場合もあります。
品物を整理することも必要ですが、まずはご自身の心の整理が一番大切なことかと思います。

とある、遺品整理をされていた女性の方は、約1年半かけて気持ちも整理し、ようやくお家の家財道具を整理し始めようと思えたそうです。個人差は当然あります。一人一人自分に合ったペースで進めると良いでしょう。

それ以外には、あまり慌てて整理をすると、重要な書類などを破棄してしまったり、貴重品などを見過ごしてしまうこともあります。やはり時間にゆとりを持って行うのが最善です。

遺品整理でしておくこと

遺品整理業者に依頼をする前に、親族間でしておくべきことをご紹介しておきます。

あまり慌てて焦り過ぎると、大切な物でさえも捨ててしまう場合があります。まずは、必要なものと処分して良いものをじっくり仕分けをし、まずは見つけておきたいものもあります。

遺品整理の計画をする

法要などを済まして心が落ち着いたところから遺品整理の計画を始めます。完了の期限が決まっている場合には、それを目標にして順序を決めなければいけません。

見つけ出したい貴重品

  • 銀行等の預金通帳印鑑(銀行印・実印)
  • 遺言書
  • 土地の権利書
  • 書類生命保険
  • 金融資産の書類
  • 骨董品・美術品切手・コインなど
  • 宝石・宝飾品類、高級時計、金・銀・プラチナなどの貴金属
  • 各種契約書
  • キャッシュカード・クレジットカード、健康保険証、マイナンバーカードなど
  • 借金などに関する書類、覚書現金

遺品整理で残すべきものと処分するもの

貴重品以外にも残したい遺品というものはあります。故人様との思い出など、記憶の中で繋がれる品物などです。「写真」や「人形」、または身に着けていたアクセサリーや時計といったものも良いでしょう。大きなものでなくとも形見として残しておきたいものです。大切な思い出の品物を残し、そして何を整理するべきかを決めていかなければいけません。

処分するものが決まったらどのように処理方法とリユース可能な物がある場合は売却についても考えなければいけません。

遺品の中で売れるものを見つける

遺品整理を仮に業者依頼する場合には、一戸建て一軒あたりの費用は40万円~はかかってしまうのが現状です。決して安い金額ではありませんので、少しでも費用を節安するために何をすれば良いか。それには「遺品の売却」が一番おすすめです。一般的なお住まいの場合でも、数万円~数十万円の買取になるケースは多数あります。

遺品の中で高く売れる物のポイント

遺品と言っても中古品として人気のアイテムが売れます

  • 貴金属
  • 趣味系の物(オーディオ・カメラ・模型など)
  • 絵画や骨董品・古道具など

大きなものよりも小さなもので希少性のあるものが高く売れる

よくある例として、処分に困る大型のタンスなどを、リユース買取に出せないかと思って相談される方がいます。しかし大型の家具というのは搬出にも手間もかかります。そして最近の住宅事情としてはウォークインクローゼットが備わった家が増えつつあるので、大型の家具を必要しなくなっています。さらに「和タンス」のような、着物を入れるタンスも、着物を着る人が減ってしまったことで需要は大きく減っています。そのためリサイクルショップでも和タンスを買取するところは減ってきています。桐のタンスなど、購入時は非常に高価だったものでも、時代にそぐわなければ価値は著しく下がるということです。

一方で、高値になるものと言えば、「希少性」「人気」が備わったものです。分かりやすい話で言えば、最近の空前の機械時計ブーム。ロレックスやオメガといったブランドは非常に有名ですが、新品で売られている価格よりも、中古市場の価格の方が高くなるという逆転現象まで起きています。これは人気があるけれど、新品で手に入らないことが原因なのですが、このように人気があることと、数が少ない物というのは中古の価値を大きく引き上げます。

では家財道具の中にどういったものがあるのか?骨董品や美術品を集めるのが好きな方であれば、こういったものの中にお宝が眠っている可能性もあります。またはカメラやオーディオのような趣味があって、使用していた機種がハイエンドな高級機であれば、中古買取価格も期待できます。

その他には、ブランドバッグ・貴金属アクセサリーなども高値になりやすい物です。

高い値段にならないにしても、中古品として売れるようなものを一軒分まとめて売却することや、買取り価格は付かないにしても無料引き取りをしてもらうということで、家財道具を減らすことをすれば遺品整理費用は自ずと少なく済みます。

決めた内容で整理の作業を進める

遺品整理を業者任せではなく、家族ですることだって出来ます。何を処分して何を残すかの取り決めに沿って作業を始めます。一つの部屋のスペースを空けることで、貴重品など残すものを保管するスペースが出来るのでまずは一番最初にすべきことです。

衣類や書類・本類が分かりやすく整理しやすいものなので、ここから手を付けても良いでしょう。

家族で協力をするのがベター

一般住宅のの家屋内にある家財道具というのはきちんと分別をすれば、燃えるゴミや燃えないごみ、粗大ゴミとして処理することは可能です。しかし荷物の量としては、100平米程のお住まい一軒分の荷物の量となると、2トン箱トラックで4台(40立方メートル)くらいの量の家財道具があるので、かなりの時間が必要になります。

ゴミ出しの曜日も決まってますし、一度に大量に出すとゴミ置き場が溢れてしまい近隣の方の迷惑になってしまうこともあります。そういうことも考慮しなければいけません。一人ではかなり無理がありますから、家族や親族同士で協力し合って作業を進めるのが良いでしょう。時間や労力は必要ですが、費用としてかかるのは30センチを超える大型の粗大ゴミの手数料のみとなります。

運び出しや、ゴミ収集に出すのに苦労する

遺品整理の中で困るのが、大型の家具などを粗大ゴミに出す場合です。粗大ゴミ収集は、地域の粗大ゴミセンターに申し込みをして収集をしてもらうのですが、収集日の朝8時頃までに出さなければいけません。一人で出せない場合には、その時間帯に家族で集まったりしなければいけません。あとは、本や衣類というのは、袋詰めすると実は意外と重かったりします。洋服が好きな方だったり、本が好きな方の場合はかなりの量を持っていたりして、まとめると軽トラック1台分や2トントラック1台分くらいになったりする場合もあります。「そんなのあり得ない」って思うかもしれませんが、当社でお引き受けした事例でも何軒もそういったところがありました。こういった物の処理に手間取り、苦労するポイントでもあります。

一軒分の遺品整理で出る家財道具の量の目安

間取り荷物の量・立米トラック台数
ワンルーム5立米2トン平ボディトラック×1台。
1LDK11立米2トンアルミバントラック×1台
2LDK18立米2トンアルミバントラック×1、2トン平ボディトラック×1台
3LDK~28立米~2トン平ボディトラック4台~
間取り別の荷物の量

家財品が収納されたままでは運び出しは出来ません。中身を出して積み込んだ時の総量のおおよその目安です。

【関連記事】

家財道具処分費用の目安金額をお教えいたします

一軒分の遺品整理にかかる費用の内訳お教えいたします

家族で遺品整理をする場合にかかる日数

家族で遺品整理をする場合にかかるおおよその日数の目安としては、一戸建ての場合でおよそ1カ月は最低でもかかると思います。完了するまでには数カ月かかったとお聞きしたこともあります。やはり自分たちの家のことの合間に作業を行うわけですから、1日中かかりっきりではいられないというのが実情の様です。

時間に余裕がある場合は、ゆっくりやるのも良いのですが、賃貸物件の場合は退去であったり、不動産の住宅売却する予定であれば、早めに遺品整理を済ませる必要もあるので、そういった場合には業者依頼という方法も考慮すべきです。

困った時には遺品整理業者へ相談

プロの業者に依頼するタイミングも、最初から頼むケースと、自分たちで出来ないところだけ依頼をするケースと分かれます。出来るだけ費用を抑えたいのであれば、やれる範囲で作業を進め、大型の家具や家電など運び出しに困るものだけを依頼するやり方もあります。

遺品整理業者の選び方にもいくつかあります。

  1. 適正な処理をしてくれる会社であること。
  2. 価格に透明性があり、明確な料金提示をしてくれる。
  3. 見積書は書面で発行をし、価格に変動がないことを確約
  4. キャンセルポリシーなどが明確である
  5. 経験豊富なスタッフが在籍していて、多くの遺品整理の実績を持っている
  6. 会社の創立時期が長い会社

このようなことに当てはまる会社を選ぶことでトラブルは減りますし、気持ちよく依頼をすることが可能になります。

遺品整理は感情的なプロセスであり、時間をかけて進めることが大切です。必要であればプロの助けを借りることも検討し、遺族や関係者が安心して整理作業を進められるよう心がけましょう。

遺品整理・生前整理 サービス

遺品整理のサービス内容

当社ではご依頼人様の代わりとなり、丁寧な作業を常に心がけ、故人様のお荷物を大切に扱わさせていただきます。2007年創業で経験豊かな知識により、リユース・リサイクルを中心とした遺品整理。処分ではなくできる限り再利用をすることで未来に繋げる努力をしています。

遺品整理の基本サービス

遺品整理仕分け分別いたします
遺品の買取家電品・家具・骨董品・ホビー品・生活雑貨・オーディオなど多数査定
お焚き上げ合同供養代行いたします
簡易清掃作業後に行います
お見積もり無料

遺品整理の費用の目安

間取りによる参考金額です。お住まいの状態や買取品が多い場合には価格が変動します。お見積もり金額の提出後に価格が変動することはありません。

間取り費用の目安
1K19800円~
1DK39800円~
1LDK49800円~
2DK79800円~
2LDK79800円~
3DK108000円~
3LDK108000円~
4LDK188000円~
お部屋単位の片付け概算費用の目安

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買取アイテム

家電品、(テレビ・冷蔵庫・洗濯機・衣類乾燥機・エアコン・パソコン・その他)、ブランド家具(ベッド・ソファー・食器棚・ダイニングセット)、おもちゃ(フィギュア、鉄道模型、ディズニーグッズ、仮面ライダー、トレカ)、オーディオ(プリメインアンプ、スピーカー)、楽器(ギター・ベース・管楽器)、お酒(ウィスキー・ブランデー)、骨董品・古道具(工芸品・茶道具・弓道具など)

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投稿者プロフィール

株式会社コーモド
2007年の創業の神奈川県川崎市内のリサイクルショップ。不用品回収と買取を10年以上に渡り営業を行っている。豊富な経験と実績もある古物販売・リサイクル業の専門家。安心して依頼が出来る不用品回収サービスをモットーに誠実な営業を続けさせていただいております。
お譲りいただいた不用品はリユース・リサイクルの分別を行い、最終的に残るものは一般廃棄物許可業者に委託をして処理されています。

【古物商許可】神奈川県公安委員会第452520008296号