不用品・遺品の引き取り後はどうなる?回収後の流れを徹底解説|リユース・リサイクル・廃棄まで

「回収してもらった不用品や遺品は、その後どこに行くの?」
不用品回収や遺品整理をご依頼いただくお客様から、よくいただく質問です。
当社では、お引き取りした品物を「リユース」「リサイクル」「適正処分」に分け、責任を持って最後まで対応しております。
ここでは回収後の流れについて詳しくご説明します。
回収後の不用品・遺品はどのように扱われる?

不用品回収や遺品整理を依頼する際、多くのお客様が「引き取った後どうなるのか?」と不安を抱かれます。
当社ではお引き取りした品を単なる「ゴミ」ではなく、リユース・リサイクルできる資源として最大限活用することを第一に考えています。
不用品や遺品の多くは、正しく仕分けすればまだ価値を持つものばかりです。仕分けには経験や知識が必要で、これを誤ると本来再利用できるものまで廃棄され、処分費用も余計にかかってしまいます。
当社は中古利用を前提に、適切に選別し、再資源化を推進することで環境負荷を減らし、お客様の費用負担も抑えています。
状態の良いものはリユース(再利用)

まだ使用可能な家具・家電・食器・日用品・骨董品などは、廃棄するのではなく、国内外のリユースマーケットやリサイクルショップを通じて再利用されています。
遺品の中にも次に必要とされる方へ橋渡しできる品は多く、形見分けしきれなかった物も、別の暮らしの中で役立てられることが少なくありません。
リユースに回ることで処分費用を抑えられるケースも多く、同時にゴミとして廃棄される物量が減るため、環境への負担を大幅に軽減できます。
当社ではこうしたリユースを積極的に推進しており、国内だけでなく独自の販売ルートを多数確保しています。その中には海外輸出向けの販売経路もあり、日本国内では需要がない品物でも、再利用できるノウハウを豊富に持っています。
「もう使えないだろう」と思われる品でも、当社のネットワークを活かし、次に必要とする人の元へ届けることで、新たな価値を生み出すことが可能です。
これにより、処分にかかるコストを削減すると同時に、資源を有効活用し、持続可能な社会づくりに貢献しています。
再資源化できるものはリサイクルへ
破損や経年劣化で使えない家具や家電、雑貨も、金属やプラスチック、紙類は分別することで再資源化が可能です。
当社は自社または提携の中間処理施設へ運び、鉄やアルミは製鉄所へ、紙類は製紙工場へと送り出します。
こうしたリサイクル活動により廃棄物を資源へと変え、環境負荷を最小限に抑えています。
リユース・リサイクルできないものは適正処分
汚損や材質上、リユースもリサイクルもできない品は、自治体指定の最終処分場にて焼却または埋立処分を実施。
当社は一般廃棄物収集運搬業の許可を取得し、法令に基づき適正処理を徹底しています。
「どこに持って行かれるのか分からない」という不安をお持ちの方には許可証の提示や、処理ルートを詳しくご説明し、安心してお任せいただける体制を整えています。
リデュース|ゴミを減らすための取り組み

当社では不用品回収の際、徹底した仕分けと分別を行うことで、廃棄物そのものを減らす「リデュース(Reduce)」を重視しています。
不要となった家具や家電、日用品も、きちんと仕分けをすることで再利用(リユース)や再資源化(リサイクル)が可能です。
その結果、当社で取り扱う不用品のうち、なんと約7割がリユース・リサイクルとして新たに価値を持つ形で再利用されています。
逆に言えば、ゴミとして最終的に廃棄されるのは全体の3割程度に抑えられており、これは業界でも高水準の実績です。
個人情報が含まれる品の処理も徹底
パソコン・スマホなどのデータ消去
近年ご相談が増えているのが、パソコンやスマートフォン、ハードディスク、デジカメなどデータの入った電子機器の処分です。
当社では必ず物理破壊や専用ソフトによるデータ消去を行い、第三者への情報漏洩を徹底的に防止。
書類・アルバムなどの溶解処理にも対応
故人の遺品整理では、契約書や金融関係の書類、家族の写真アルバムなど個人情報が含まれる紙資料も多いもの。
これらは提携の溶解処理専門業者に委託し、産業機密文書レベルで処理しています。
適正処理を選ぶことで環境にも優しい

安価だからと無許可業者に依頼すると、回収した物が山中や空き地に不法投棄されるケースも少なくありません。
それが発覚すると、排出者(依頼したお客様)にも責任が及ぶリスクがあります。
当社ではリユース・リサイクル・適正処分を徹底し、処理フローや証明をしっかりご説明することで、環境保全・資源循環に貢献。
「安く早く」だけでなく、「安心して任せられる」を大切にしています。
【事例】回収後の不用品・遺品はこのように処理されています
◯ 家財処分の例(川崎市高津区)
築40年の戸建て売却に伴い、家財一式を回収。
家具・家電は再販向けに選別し、使えないものは鉄・木材・プラに分別後リサイクル。
残ったゴミは最終処分場で適正廃棄。作業は4名で2日、トラック5台分でした。
◯ 遺品整理の例(横浜市南区)
ご両親の遺品整理。遺品の中で形見分けしなかった食器や小物はリユース業者へ回し、古い帳簿・書類は溶解処理。
パソコンは物理破壊後、証明書を発行しました。
◯ 事務所移転に伴うOA機器処分(大田区)
大田区でのオフィス移転に伴い、古い複合機やデスク、パソコン、キャビネットなどをまとめて回収しました。
回収したOA機器は基盤・筐体を分解しリサイクルへ、オフィス家具は状態の良いものをリユース品として再活用。
作業後、法人様からは「移転に伴う大量処分を一括で任せられて助かった」とのお声を頂きました。
【よくある質問】

Q. まだ使えそうな家具や食器はどうなりますか?
状態が良ければリユース品として販売・寄付などで再利用されます。廃棄ではなく次の使い手へつなぐのが基本です。
Q. パソコンやスマホのデータはどうなりますか?
物理破壊または専用ソフトで完全消去を行い、データ流出を防止します。ご希望により消去証明書も発行できます。
Q. 遺品整理後のアルバムなどはどう処分されますか?
溶解処理によって他者の目に触れることなく処理します。溶解証明の発行も可能です。
Q. 不法投棄の心配はありませんか?
当社は一般廃棄物収集運搬業の許可を取得しており、処理は全て法令に基づいて適正に行っています。
また、処理は一般廃棄物許可業者としての責任に加え、契約委託を結んだ適正業者を通じて確実に実施し、法に触れることがないよう厳格に遵守しています。
Q. 環境への負担が気になるのですが?
リユース・リサイクルを最大限活用し、廃棄量を最小化することで環境保護に努めています。
まとめ|回収後まで責任を持って対応します
当社は、ただお部屋から不用品や遺品を運び出すだけではありません。
「その後どうなるのか」を一番に考え、リユース・リサイクル・適正廃棄を最後まで責任を持って行います。
「回収後の流れが気になる」「信頼できる業者に頼みたい」そんな方はぜひ一度ご相談ください。
無料お見積りだけでも喜んで対応いたします。
投稿者プロフィール
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2007年の創業の神奈川県川崎市内のリサイクルショップ。不用品回収と買取を15年以上の実績。これまでに累計10,000件以上の不用品回収・買取を行い、多くのお客様から信頼を得てきました。古物商許可証を取得し、法令を遵守した運営を行っております。お客様のご要望に迅速・丁寧に対応し、環境にも配慮したリサイクルの徹底を心がけています。
お譲りいただいた不用品はリユース・リサイクルの分別を行い、最終的に残るものは一般廃棄物許可業者に委託をして処理されています。
【古物商許可】神奈川県公安委員会第452520008296号
当社は、川崎市を中心に横浜・東京の不用品回収や遺品整理・残置物撤去を専門とするリサイクル業者です。