過去に経験をした壮絶なゴミ屋敷清掃で分かった住人のいくつかあるタイプ

ゴミ屋敷悩む人

共通していることは捨てれないということ

住み始めた時には綺麗に使っていた家も、いつの間まにか「ゴミ屋敷」の状態に陥っていることがある。ほんのちょっとしたことをきっかけに始まってしまう。例えば荷物を収納しないで床の上に置いてしまう。こんな些細なことで始まってしまうものだ。

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新しく買ってきたものが増えたら、以前に使っていたものを捨てる。こういった習慣があれば家の中の物は増えない。しかしそれが出来ないとどんどん増えてゆく。物を大切にするというよりは単純に「捨てれない」ことが多く、心のどこかで「いつか使うかも」があるはずだ。もし分かると感じたらゴミ屋敷予備軍かもしれない。

立派な肩書の人が多かったりする

しっかりとした肩書の人はきちんと掃除もしして潔癖であると思われているが、意外とそうではないことが多い。過去に行った事例で言うと、すごい高級な地域のとあるマンション。約70平米程の3LDKの間取り。 各部屋に本棚がありものすごく難しそうな本が所狭しに並んでいた。そして一般の人が読まないような専門書が多くある。圧倒的な本の量。本棚には収まらず床の上にも積み上げられた状態。それ以外の荷物もこの家の全ての床を塞いでいる。かろうじて人一人が通れる「道」はあるものの、ダイニングテーブルの上には書類の山。とても食事をするような状態ではない。というか、食の生活感が全く感じられない。なぜかと言えば食材が全くないからだ。ほぼ毎日外食という生活が垣間見えた。

ある意味裕福な生活をしている人で、職業的にもそれなりのポジションを獲得しているにも関わらず家の中はこのような感じになるのは結構珍しくない。ここ以外にも何件も依頼をこなしている。仕事に没頭しすぎることで周りが見えなくなるのかもしれない。

今までできつかった作業

ゴミ屋敷

ゴミ屋敷の片付けは何度もやっていると段々と感覚が麻痺してくる。一匹くらいのゴキブリ程度では動じないというか。しかし過去にあった中で、冷蔵庫を動かしたら小さな赤ちゃんのゴキブリを含めて数百匹がわさわさと移動したのを目撃した時はかなりショッキングだった。そこの家は全体の片付けではなく、その冷蔵庫やオーディオ類の引取りだけで、それ以外は何も手つかず。荷物を引き取り終えてもあのゴキブリたちはどこかに潜んでその住人と一緒に暮らし続けているのである。 一緒だった経験の少ないアシスタントはその光景を見て固まっていた。(笑) わたし的には、作業は30分もかからないので、ほんのちょっとの我慢で済むからこれくらいは大したことは無い。

ただ時間のかかる作業というのは結構メンタルにもくる。ゴミ屋敷の片付けというのは大型のゴミだけがあるわけではなく小さな細かいものもいっぱいで、それらを仕分け分別しなければいけない。そうしてると、もちろん変な虫だったり埃やら他にもいっぱいと荷物をかき分ける度に現れる。こういう作業はすごく時間がかかるので、中々終われない。

ケースによっては床一面は荷物だらけなので、上に乗って作業をするのだが、ほじくっても全然床が見えない。荷物の上に乗ると天井に頭がついてしまうくらいなので、相当な量の荷物があるのが体感出来た。30センチ以上は重なっていた。いろんなものがミックスになっているので、それらを分別するのは根気との闘い。

ただ荷物が多いだけならまだ良いのだが(普通の感覚のひとなら全然良くないと思う)、これにプラスして臭いがあるとかなり辛い。「何か」が腐敗した臭い。1日中この臭いを嗅ぎながらの作業というのが一番辛かった思い出である。

作業を行うにしても結構難航する場面も多くなる。アシスタントもこういう状況では気力が続かずペースが落ちてきてしまうのだ。

「やれば終わる」と自分に言い聞かせて鼓舞させることの連続

作業を終わらせるためには自分自身を応援して奮い立たせていく。仕事とは言え正直キツイと感じる現場はあります。作業をしている中で「やれば終わる」と心の中でつぶやいていることも多いです(笑) そんな中でもある程度の峠を過ぎると、普通の家の状態になる瞬間が来る。よくある一般家庭の荷物の量まで減ってくるときがほっとする。「ゴールはあともう少しだ!」と喜びが沸いてくる。

今までも多くの依頼を請けてきましたが、かなり重度の家というのは全体から見ればごくわずかなんです。ですが、そうなる手前のお家は多く見ているので、その前の対処は必要です。

生活は出来ていても確実に寿命を短くします

ゴミ屋敷の状態になっていても、そこに住んでいる住人の人は結構普通でいて、平常心で暮らされています。しかし決して清潔な状態ではないので、健康被害に遭われてしまう可能性が高まるということです。多くの荷物に囲まれているだけではなく害虫が一緒にいることが多く、その糞が舞っている可能性も多いです。中にはネズミが天井裏にいたり(ハクビシンが住み着いていたこともありました)するので、糞がそのままの状態になっている。ネズミの糞には感染症を引き起こす、サルモネラやレプトスピラが含まれていることが多いです。サルモネラ菌の場合は、致死率は低いですが (重症の場合、致死率0.2〜0.5%) 吐き気・腹痛・38℃前後の発熱・下痢などが引き起こされます。

若い時は免疫力も高いので、大きく健康を損なうことは無いかもしれませんが、加齢と共に免疫力は落ちていきます。生活習慣によって傾いてしまった健康を取り戻すのは段々と難しくなっていきます。

ハウスダストの恐怖

掃除が出来ない部屋のままでいることで埃がたまり、ダニも発生したりします。ダニのとって埃や人の髪の毛はエサとなりますから、繁殖することは間違いありません。ハウスダストが引き起こす症状というのはアレルギー反応的なものです。主に皮膚炎、鼻炎、結膜炎や喘息などの原因にもなります。重度の喘息となると完全に治癒するまでには時間がかかります。薬を飲んですぐに治るわけではありません。

予防法としてはやはりこまめに掃除をするということですが、荷物が溢れかえってしまっている状態をまずは解決するのが先になりますね。

火災による危険性

本当に驚いたことだが、たこ足配線を抜ことした時に一瞬火が出たこと。原因はたこ足のコンセントの上に溜まった埃がプラグを抜いた時に引火したのだった。プラグを引き抜く瞬間に「バチッ」と火花が飛ぶのだが、それが埃に飛び移ったのだ。すぐに火は消えたから良かったが、2度と経験はしたくないものだ。配線周りには埃を溜めないように清掃することが大切です。

ゴミ屋敷の住人の傾向

今まで片付け作業をしてきた中で、どんな荷物を溜めているのか?というのも人によって異なる傾向があることに気づきました。人によって「溜める(集める)ものが違う」ということです。中にはちょっと理解できないようなものを集めているのか残しているのかとうケースもありました。例えばマッチの空箱。これは結構います。あと吸ったタバコのケース。綺麗に外側のビニールも戻してあり不思議な感じでした。

弁当の殻だったり、ペットボトルの殻だったり生活ごみ系で溢れかえっていると思われがちですが、そうばっかりでは無いです。捨てることが出来ない人と、捨てたくない人がいるように感じています。

捨てることが出来ない人の中には「ためこみ症」のように、自分でも要らないものと分かってはいるのだけれども捨てることが出来ない、手放すことが出来ない障害を持った人もいます。雑誌や服、書類などを捨てようとすると苦痛感を感じてしまうようです。それと似たようなので「ADHD」は「不注意」と「多動・衝動性」を主な特徴とする発達障害のひとつです。

  • 集中力が無い
  • 嫌なことは後回しにする
  • 段取りが苦手で、優先順位を決められない
  • 空間認知に障害がありスペースの有効活用が出来ない

主にこのような特徴があり、このADHDの人も片付けが苦手でものがたまりやすい傾向になってしまいます。捨てたくても捨てれない人もいるのですが、「捨てたくない」という人も多くいるのも事実です。

障害で片付けられない人もいますが、性格で出来ない人もいます。片付け業者に依頼をしたくても見られるのが恥ずかしいと思ってしまったり、またはゴミ屋敷だと近隣にバレて追い出されることを恐れて言えないでいるパターンもあります。

コレクションが好きな人はゴミ屋敷住人になりやすい

特に男性に多いのですが、趣味などの収集癖。これを持っている人はゴミ屋敷の住人になりやすい傾向です。本人は全然ゴミだとは思っていません。確かに中身を見ると未開封のものだったりして、埃まるけではありますが、ゴミではないものも多いのです。集めることに夢中でそのまま積み上げてしまったような状態になっていることが多いのが特徴です。

自分の好きなコレクション

人が集めるものにも種類があります。片付けられない家で多かったのが、特に「本」です。漫画本・文庫本・雑誌・専門誌。好みは分かれますが、終わりが無く大量に集めてしまうのが特徴です。私自身も車が好きで、他の車好きと話をしてると雑誌を山ほど持っている人が中にはいます。「創刊号からずっと集めている」などど誇らしげに語っていたりするように、一度集め始めると止まらないようです。過去にもワンルームの部屋の床一面に漫画本で埋まっていた部屋というのがあり(住人はその上に寝ていたそうです)、かなり苦労して運び出しをした思い出もあります。

本以外にはおもちゃのプラモデルやフィギュアを溜めている人。買ったのはいいけど、それで満足をしてストックとして開封もせずに残している人も多いです。プラスチックの箱は静電気で埃を集めてしまうので、何年も経つと雪のように積もっていたりします。中にはプレミアになるようなものもあるので、ゴミではないのですが、埃まるけはダニの温床になるので、やはりこの状態はよろしくはありません。

あとはこれ以外に多いのが洋服です。タンスにぎっしりと詰まってしまって、それが外にも溢れてしまう。洋服が好きで集めて、それを捨てられないまま溜まってしまうケースです。

ただコレクターの荷物は本当のゴミではなかったりするので(ただ汚れているだけ)、中古品として売れるものがあればそれらをきちんと買取してくれる業者に依頼をすれば費用も少なくなると思います。あとはそれらを手放すことが出来るかが一番の問題なんですけどね。

どんな瞬間にゴミ屋敷の第一歩が始まるのか

床に物を置いた瞬間からゴミ屋敷の第一歩と言っても過言ではありません。私自身も身に覚えがあるので、そうなってもおかしくはないです。しかしこれが本当に始まりなんです。置いてしまうことに抵抗を感じなくなれば次のものも置いてします。この連鎖です。最終的には荷物に囲まれていることに違和感を感じなくなってしまう。

逆に潔癖の人は何かがあることが嫌だからすぐに捨てるんです。何もない状態が正常と感じている。もし物に囲まれていることに嫌悪感を感じなかったら第一歩を踏み出しているかもしれません。

高齢者がゴミ屋敷住人になるケース

お年寄りは身体の自由が思ったようには利かなかったりします。今は随分減りましたが、階段しかない集合住宅の4階とか5階に住まわれている人がいましたが、昇り降りだけでもかなり苦労します。それでいてゴミ出しをこまめにしようと思った時に、新聞や雑誌も束になると重たいのですが、それらを運び下ろすというのも大変です。若い時に出来たことが段々と出来なくなってゆくのです。片付けが億劫になると少しずつ部屋の中に溜め込んでしまいます。

身体の不調が発端になることもある

身体が動けば良いですが、高齢で不自由になってくると支障をきたします。思ったような生活が出来なくなってしまいます。足が悪くなってしまうと2階建ての家の場合は上に上がれなくなってしまいます。昔の家は階段で傾斜がきついところがあり、足が悪くなった人はほぼ2階に行かなくなります。そうなると物置の状態で換気も出来ない状態はかなり環境が悪くなります。風通しを良くしないとカビが起きたりするからです。こういったものが家中にまん延すると負のスパイラルに陥ってしまいます。

これに似たような事例で、住人の方は片付けが出来ない状態で住まわれていて、家の中は古新聞が処理できないまま床一面に敷き詰められ、その他の荷物も整理も処分も出来ないままの状態で暮らされていたようです。そしてお付き合いのあるお隣さんが「最近顔を見ないな…」と不審になって部屋を開けて中に入ってみたら浴室で倒れて亡くなられていたそうです。この部屋を退去するために親族の方が始められたのですが、あまりの状況にさじを投げられてご相談をされてきたことがありました。

周りの人のサポートが必要

もしご家族がいれば、生活環境のサポートをして整えてあげるのが良いです。もし実家が片付いていなければ最終的にはご自身が整理をしなければいけません。そうなる前の出助けは必要です。片付けることに抵抗を感じる人も多いですが(昔の人はものを捨てることを嫌います)根気強く説得していくことが重要です。

まとめ

ゴミ屋敷の住人は片付けでものを捨てれない人と、捨てたくない人がいます。溜め込み症やADHDといった障害を持っている場合もあり、単なる性格とい問題だけではありません。さらにコレクターの人は「捨てたくない」という収集癖から始まり、購入した時点で満足と感じそのまま溜めてしまう傾向があります。いずれにしても掃除がされていない部屋はゴキブリやネズミの糞の巣窟になってしまったりするとサルモネラやレプトスピラのような感染症を引き起こす可能性が高まります。さらに埃などハウスダストが増えることでダニが繁殖。それを吸い込んでしまうことでアレルギー反応が起きて喘息を発症してしまうことも考えれます。自分では解決できないと感じたら周りから早めのサポートで片付けをするのが最善の方法です。

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この記事を書いてる人

この記事を書いているのは株式会社コーモドのスタッフ。2007年の創業から10数年以上のキャリアで、古物販売に関しての専門家。実際に現場作業も行いながら、リアルなリサイクル事情をお伝えする記事の執筆の2足のわらじで当ホームページのコンテンツを作成と管理を行っている。好きなものは古いイタリア車。