トラックの荷台の大きさ

トラックの荷台サイズは同じ質量を積めるトラックであってもサイズが同じということはありません。荷台は新車オーダーの時に希望により架装されています。
Contents
トラックには車種によりボディや荷台のサイズか異なります
トラックと一言で言ってもサイズは様々です。軽トラックから大型トラックまであります。
ここではトラックのサイズ等についてご説明いたします。
質量と容量は異なるもの
よく○トン・トラックとか言いますけど、これは質量を表すもので、どの位の重さの荷物を積載できるのかを表しています。
車のボディが大きいから重たい物をいっぱい積めるのか?そうとも言えません。
ボディは小さいから少ししか積めないのか?それも違います。
例えは4tダンプというのがあります。
一般的なサイズで荷台の長さは3.4メートル。幅が約2メートル(平面寸法)
それに比べて引越しやさんが使っている3tのアルミバントラック(箱で囲われたトラックのこと)の場合は長さ約3メートル・幅は1.6メートル。高さは約1.9メートルほどです。
積載量が少ない3t車ですが、荷台の容量は4tダンプより多いです。
これはダンプというのは残土やコンクリートガラなど重量の重いものを運ぶための車両であって、一方でアルミバントラックというのは比較的重量の重いものを運ぶばかりではないということです。
例えば発泡スチロールを輸送するためのトラックが積載量で20tも必要でしょうか?
ボディサイズは大きくても積載量が少ないトラックで鉄鋼などという重たい物が運べるのか?
これは運べません。
ここでわかるように積載量=ボディサイズではないということです。
質量と容量は異なるもの

積載量と容積の関係
左が平ボディ、右がアルミバントラックです。
軽トラック容量
軽トラックのサイズですが長さ約2メートル、幅1.4メートル。これが平面の寸法です。
これにどのくらいの荷物を積み上げるかで容積が変わります。
例えば1メートルの高さで積む場合であれば 2×1.4×1=2.8
2.8立米ということになります。
これが50cmの積み上げであれば、2×1.4×0.5=1.4
1.4立米ということになります。
軽トラックと2トン車の荷量の比較
軽トラックにあおり板を立てた場合と2トントラック平ボディであおりを立てた場合で、積める荷物の量を比較してみると、軽トラックが約2.8立米に対して2トントラックが約7立米ほどになります。
約2台強の荷物が積めることになります。
さらにアルミバントラックの場合だと9立米~11立米ほど詰めますから、軽トラックで3台分~4台弱の荷物が積める計算になります。
2tトラック平ボディ ショート

2トントラックの平ボディとは荷台に屋根のついていないトラックのことを言います。
平ボディの荷台のサイズは、長さ約3メートル。幅1.6メートルです。上に書いた計算式と同じように積み上げる分を掛ければ容量が出ます。
2tトラックでも異なったボディサイズ
積載量は2トンでもボディサイズが違うものがあります。
各メーカーによりサイズも異なりますが、”ワイド”というのは車体の横幅が標準が1.6メートルに対して1.9メートル~2.3メートル位のサイズと大きくなっています。
そしてロングとというのもメーカーにより長さが異なりますが、標準が3メートルに対して3.5メートルから4.4メートルとなります。
ショートサイズとで容積を比較しますと、仮に1メートル積み上げた場合でショートが約4.8立米に対してワイド+ロングの場合だと約6.65立米~10.12立米というような差が出ます。
ただし一言にロングだから10.12立米というわけではありません。
いずれにしてもメーカーや車種によって容積は異なります。
軽トラック~2トン車で各最大で積める目安
車種 | 積める最大目安 |
軽トラック | 約3立米 |
2トン平ボディ | ~約7立米 |
2トン平ボディ・ロング | ~約11立米 |
2トンアルミバン | ~約11立米 |
2トンアルミバン・ロング | ~約15立米 |
大きな4tトラックの荷台寸法
4トントラックも2トントラックと同じくメーカーや架装メーカーによってボディーサイズや荷台サイズが異なります。4トンのトラックの荷台サイズに詳しくまとめられたサイトをご紹介いたします。
4トントラックサイズ一覧
大きいボディサイズのメリットとデメリット
ボディサイズによってメリットデメリットはあります。
メリットとしては単純に荷物を多く積むことが出来るということです。しかし荷物を多く積むために大きく作られたボディが道路事情にマッチするかということ、ケースバイケースであります。
幹線道路であれば問題ありませんが、道路幅は4メートルあればワイド車でもすれ違いはできますが、3メートル道路の場合ではすれ違いは出来ません。
すれ違いよりもロングのほうが狭い道では厄介なものです。
全長が長い車というのは内輪差が大きくなり小回りが利きません。
このため道の狭いところでは曲がりきることも困難であったり、曲がれない場所もあったりします。
このあたりがデメリットといえます。
市街地では小回りの利くショートボディが有利といったところでしょう。

トラックの内輪差
左図を参考に車体が長くなるほど内輪差が大きくなり小回りがしにくくなります。
荷量の問題解消
市街地で2トンショートでないと入れないような立地でショートを使いたい時、2トンのショートサイズにロング+ワイドと同じ位の荷物を積みたいのならどうすればいいのか?
それは単純に積み上げればいいだけのことです。
床から1.8メートルほど積み上げると約8.64立米になります。
これでロング車と同じくらいの荷物が積めて小回りにも問題が起きません。
アルミバントラック(箱車)が同じくらいの容量になります。
家財処分で不用品をトラックへ積む場合
お部屋の片づけや一軒分まるごと片付けで不用品を積み込みする場合には、お部屋の間取りによっても荷物の量が変わってきます。ワンルームのお部屋なら約3立米くらい。軽トラック~2トントラックくらい。1LDKなら箱型の2トントラックくらい。2LDKなら箱型2トントラック1台+軽トラックくらいが目安です。
家財道具は重量のあるものではないので、2トン車に満載に積んでもおおよそ1トンくらいまでにしかならないので重量の心配はほぼありません。それよりも容量が多く積めるトラックの方が使い勝手が良いのです。お部屋の中の荷物の容量


株式会社コーモド
2007年の創業の神奈川県川崎市内のリサイクルショップ。不用品回収と買取を10年以上に渡り行っている。豊富な経験と実績もある古物販売・リサイクル業の専門家。安心して依頼が出来る不用品回収サービスをモットーに誠実な営業を続けさせていただいております。
【古物商許可】神奈川県公安委員会第452520008296号
まとめ
トラックの積載量というのは積む荷物の重量によって決まります。同じ重量を積めるトラックでもボディサイズは積み荷によっても異なるということ。砂利や土や家財道具とでは同じだけの量を積んでも比重が違います。そして積むものによって適した形状のトラック選びが大切です。

この記事を書いてる人
この記事を書いているのは株式会社コーモドのスタッフ。2007年の創業から10数年以上のキャリアで、古物販売・リサイクル業の専門家。実際に現場作業も行いながら、リアルなリサイクル事情をお伝えする記事の執筆の2足のわらじで当ホームページのコンテンツを作成と管理を行っている。好きなものは古いイタリア車。
投稿者プロフィール
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2007年の創業の神奈川県川崎市内のリサイクルショップ。不用品回収と買取を10年以上に渡り営業を行っている。豊富な経験と実績もある古物販売・リサイクル業の専門家。安心して依頼が出来る不用品回収サービスをモットーに誠実な営業を続けさせていただいております。
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