引っ越しの時の上手な不用品処理方法お教えいたします
引っ越しの時には不用品が色々と出てきたりします。そんな不用品の上手な処理方法についてご紹介していきます。
Contents
引っ越しと同時に不用品処理の方法
引っ越しとなれば転居先では新しい家財道具を揃えたくなるものです。それであれば家電製品をはじめ、家具なども処分になることも多いはず。まずは捨てるものかリサイクル出来るものかの選別から始めましょう。
転居先に不用品を持って行くのは損
「不用品を転居先に持って行って処分すればいい」と考える人もいますが、引っ越しのトラックは積み込みする量によって料金が変わります。それであれば少しでも運ぶ荷物が少なくなれば費用も安くなります。出来る限り引っ越し先に持っていく荷物は減らした方がお得ということです。
そして引っ越しの荷造りをするにしても荷物が少ない方が梱包もやり易くなります。ですから最初に予め整理してからの方がお部屋のスペースも確保が出来て作業も楽になります。
ゴミの処分
引越し業者も不用品業者も引き取り出来ないものも中にはあります。それは例えば「生ゴミ」みたいなものです。食物関連や飲料などはどこの業者も引き取りしないことが多いです。生ゴミは腐敗もしやすいです。
転居前はゴミ出しの調整も難しくなりがちで、冷蔵庫の中身などは引越し前に事前に処理されることをおすすめします。
その他ではライターや電池・スプレー缶も処理しにくいものになりますので、予め処理されることをおすすめします。どれも行政の収集に出せるものばかりです。もし引越し日までに間に合わなければ、引越し先で処理をするというのも方法の一つです。
リサイクルで使えそうなもの
家財道具の中でリユース・リサイクル出来るもは何か?が分かれば選別も楽になります。
テレビ・冷蔵庫や洗濯機・電子レンジのような家電製品の場合は製造年から約5年以内のものが買取・無料引き取りの対象となるでしょう。それを過ぎるものは処分の対象となる場合が多いです。ただしオーディオ(スピーカー)やアンティークとして価値のある家電品はそれに当てはまりません。独自の相場があるからです。ゴミ処分しない方が良いです。
家具の場合はブランド家具でない限り買取は結構難しいと考えてください。大型の品物で運び出しにも手間がかかるので、どんなリサイクルショップでも評価の高い家具でないと買取は厳しい状況です。ですが、無料引き取りであれば回収してくれる場合もあります。粗大ゴミで処理をするにも手間もかかりますし費用もかかります。それを考えれば無料でもお得といえますね。
粗大ゴミの処理
不用品が売れなかったり、無料引き取りされなかったものはゴミ処理となるのですが、その中でサイズが30センチを超えるようなものは「粗大ごみ」「大型ごみ」として処理されます。行政が収集をしてくれます。申し込み制になっているので、地域ごとの粗大ゴミセンターへ申し込みを済ませ処理券を購入し、シールを貼って決められた日付に出せばOKです。
回収業者に依頼
引っ越しのタイミングで必ずしも不用品処理が全て出来るとは限りません。そんな時に役に立つのが不用品回収業者です。回収業者に依頼するメリットはいくつかあります。
- 引っ越しのタイミングで引き取りに来てくれる
- 大型の物や重たいものの運び出しも全て行ってくれる
- 数量に制限が無いので大量でも引き取りしてくれる
- その他エアコンなどの取り外し工事もしてくれる
このように引っ越しの時の不用品処理で起きそうなことを全てカバーしているのが大きな利点です。
頼むのは引っ越しの前と後とどちらが良い?
回収業者を依頼するのは引っ越し前か後のどちらが良いかについてですが、お部屋の中が荷物で一杯過ぎて、引っ越しの梱包が出来ないくらいなら、先に一度引き取りをされることをお勧めします。なぜなら作業スペースを確保しないと作業効率が悪いからです。足の踏み場も無い状態は何をするにもやりづらいです。
引っ越しの後にも処理できないものが出てきたならばもう一度依頼をするという、2回に分ける方法もありです。
引っ越し業者による不用品回収
最近は引っ越し業者も不用品回収をしているケースもあります。引き取り出来るものや料金については業者によっても格差があります。不用品回収を専門にしている業者ともサービスや価格に違いがあるので、一度見積もり価格を比較してみるのも良いでしょう。
引越し業者と不用品回収業者どちらが良いのか?
不用品を処分する場合に「不用品回収業者」と「引越し業者」とどちらに頼もうか?と迷うこともあると思います。
これは不用品として処分する量によってもどちらに頼むべきかは変わるかも知れません。例えば大半の荷物を転居先に持って行き、少量の不用品を処分する場合なら、ついでの感覚で引越し業者に頼むのも良いでしょう。
しかし大半の荷物を不用品として処分するというのであれば回収業者のほうがおすすめです。やはり引越し業者は処分業者ではありません。引越しのついでのサービスといったところです。一方回収業者は片付けを専門としているので、大量の不用品でも受け入れは可能です。
処分になる不用品の量の目安
不用品の処分といってもどの位の量があるのか見当が付かない場合もあります。おおよその目安として参考にしてください。
- 一人暮らしの場合
- 家族がいる場合
一人暮らしのお部屋の場合は、使う家財道具のサイズも小さいものが多いです。例えばテレビや冷蔵庫といった家電品も単身用サイズなのでコンパクトです。大半のものが小型なので、お部屋の中のものをまとめてもものすごく大量とはならない傾向です。
それに比べて家族用の家財道具は全てのものが大きいです。ダイニングテーブルも大きいですし数も多い。冷蔵庫も400リットル以上だったりしますし、お家によってはアップライトピアノみたいなものもあったりします。
重量のあるものを積む場合にはトラックも重要です。軽トラックのような車両では積載量的にも積めない場合があります。
間取りによってのおおよその荷物の量
お部屋の間取りでおおよその荷物の量を出してみました。平均的な量ですので、お住まいによっては差が出ます。
お部屋の間取り | 荷物の量 |
ワンルーム | 約3~5立米 |
1LDKの場合 | 7~10立米 |
3LDK以上の場合 | 25立米以上 |
1立米とは1立方メートルのことです。1m×1m×1m=1㎥ 3辺を掛けたときの容積です。
費用の目安
お部屋丸ごと片付けた場合にかかる費用の目安をお教えいたします。
- ワンルームの場合
- 1LDK以上の場合
ワンルームのお部屋で整理した場合で、冷蔵庫・洗濯機・テレビ・ベッド・小型の食器棚・コタツテーブル・お布団など大半の家財道具を処分する場合の目安の金額は3万円くらいです。家電リサイクル料金や運び出しの費用も全て含めた金額です。
1LDKのお部屋の不用品を処分する場合、これもほとんどの荷物を整理するとして、家電製品一式・食器棚・ダイニングテーブル・ソファーベッド・寝具・整理タンスといった大き目のサイズの家財道具で計算しますとおよそ7万円~10万円が目安です。運び出しの作業費と処分費も入った金額です。さらにお部屋が一部屋ずつ増えるごとに約5万円~7万円くらいが目安です。
作業員もワンルームの場合であれば一人でも運び出しは可能ですが、家族用の家財道具を含んでいる場合には2名以上でなければ作業は難しくなります。そして場合によっては3名以上が必要になるケースもあるので、このような金額となります。
まとめ
引っ越しの時の不用品処理はまずはゴミになるものとそうでないもののを選別。ゴミにならないものはリユース・リサイクルすることで処理費用も手間も少なくすることが出来ます。残ってしまったものは粗大ゴミや回収業者に依頼など、ケースに応じて処理するとスムーズにできるでしょう。なるべく転居先へのトラックに積み込みする量を減らすのが上手な引っ越しに繋がります。