耐火金庫の処分と廃棄の方法お教えします

金庫

耐火金庫を不用品回収業者に依頼することもできますが、その他の処分方法は無いのでしょうか?リサイクルショップへの売却など他の引取り方法についてなど分かりやすくご紹介していきます。

Contents

金庫の処分

耐火金庫の対応年数は約20年と言われています。ただの鉄板であれば火災時には中の書類が焼けてします。火の熱から守るために、耐火金庫の鉄と鉄の間には「耐熱性の石膏粉」が入っているんです。これがあることで耐火性が担保されているのです。 石膏粉には水分が含まれていて、火災の時には水分が気化して気化熱によって焼失を免れる作りになっています。しかし経年劣化により中の水分が抜けてしまう。つまり気化熱によって守ることが出来なくなるということです。それが20年くらいということなので、そのくらい経過をしている金庫は処分の時期だということも言えます。

耐火金庫の重さ

耐火金庫ですが一体どのくらいの重さがあると思いますか?小型のものであれば何とか一人でも持ち上げれる?くらいですが、サイズが大きくなるとかなりの重量があります。サイズ別で重量を見てみましょう

サイズ重さ
W412mm × D397mm × H360mm 約30キロ
W472mm × D491mm × H603mm(ちょっと縦長の長方形)約50キロ
W655mm × D600mm × H1020mm約200キロ
金庫の重さ比較

サイズが大きくなると一気に重たくなります。100キロを超えると持ち上げるのもかなり困難かつ危険です。足の指に落とすと骨折の危険性もありますね。

このように重たい金庫ですから、処理にかなり問題です。

重たい金庫の処分は行政や自治体では出来ません

重量のある金庫は行政や自治体では収集していない地域がほとんどです。「処理困難物」の扱いとなっているようです。実際はどのようになっているのかを調べてみました。

【横浜市の場合】

市では収集しないごみ

耐火金庫など処理困難物は販売店または資源循環局事務所に相談してください。

横浜市|市では収集しないごみとリサイクル

その他の地域の場合

地域対応
川崎市 川崎市では、粗大ごみもしくは処理困難物。耐火金庫は処理できない。販売店へ相談と記載がありました。
東京都世田谷区 世田谷区の場合も販売店やメーカーに相談してくださいということです。
金庫の行政の対応

つまり、耐火金庫はどこの行政も収集はしていないようです。

耐火金庫にならないものは粗大ごみで収集

金庫と言っても30センチサイズの重量のある金庫・これを一般的に耐火金庫と呼びます。あの重さは内側に耐熱性の石膏粉が入っているので思いたいんです。ただの鉄の塊ではないんですよ。それで、耐熱性の石膏粉が入っていない鉄で出来たもので、30センチを超えるものは粗大ごみで出すことも可能な場合があります。川崎市の場合は「粗大ごみ、もしくは処理困難物」と記載があるように、場合によっては粗大ごみで出せるということです。「手提げ金庫」レベルなら粗大ごみでOKということです。

メーカーでの金庫処分

行政ではメーカーに相談ということですが、いったいどのようなメーカーがあるのでしょうか?一覧でご紹介してみます。

このような金庫のメーカーがありました。エーコーや日本アイ・エス・ケイのホームページを見ても処分に関する記載がありませんでした。メーカーで処分を希望される場合は直接問い合わせしてみましょう。

リサイクルショップで売れるのか?

リサイクルショップが金庫を買うというのはかなり現実的ではありません。というのも、販売の数も少ないですから、利幅を取って仕入れてもすぐには売れません。移動するにも手間がかかりますし、配送するにも輸送費のコストがかかるためネットショッピングでも売りづらい商品となります。なので、大半のリサイクルショップでは買取は期待できないものとなります。

強いて言えば「舟箪笥 」「船金庫」「車ダンス金庫」や金庫の鍵で「古い鉄製錠前」のような昭和レトロや江戸幕末の頃の古いものであれば希少性から中古でも取引されています。

汎用的な現代のものだと再販は難しい状況です。特にダイヤル式の場合は鍵があってもダイヤルを回す回数があり、それが分からないと開かないということになります。扉があかなければ、売り物以前の問題です。ダイヤル式は今では作られていないので相当古い物になるので、こういったものは処分が良いでしょう。

耐火金庫の処分の持ち込み

金庫の中でもプッシュ式のものが現在の主流です。開錠の番号も分かっていて、欠品などが無い場合であれば、リサイクルショップ次第ですが無料引き取りしてくれる場合があります。出張で引き取りはしてもらえないと思いますから、持ち込みでの対応となります。生活用品を取り扱っていて長く営業をしているリサイクルショップや「海外輸出」を行っているリサイクルショップがおすすめかもです。

不用品回収業者の金庫引取り

不用品回収サービス

不用品回収業者に依頼をする一番のメリットは部屋からの「運び出し」をしてもらえるということです。しかし作業費や処分費や交通費といった費用がかかるので、依頼をする場合には費用対効果を考えると良いでしょう。つまりお金を支払ってでも運び出す価値があるか無いかということです。

引き取りの費用

不用品回収業者に引き取りの依頼をする場合には「作業費」「交通費」がかかってしまいます 。お部屋からの運び出しには1名~2名必要な場合もありますから人件費が必要です。そして粗大ごみとは違って集団収集ではありませんから、スポットで回収に行くことによる交通費がかかります。

重さ金額
キロ当たり200円~250円
金庫の処分費の目安

小型サイズのもので1万円~が目安となります。あとは搬出のロケーションなどによってもオプション費用が加算される場合があります。100キロや200キロクラスのものは2名~3名となるので、事前見積もりが必要になることも多いです。

会社によっては料金設定が大きく異なるので、事前に見積もりをすることをおすすめいたします。

運び出しの心配はない

サイズは小さくてもお部屋から運び出すのも困難なのが耐火金庫です。慣れている不用品回収のスタッフでも苦労するものです。以前もありましたが、推定100キロ超えの金庫を一軒家の2階の階段で下ろしたことがありました。2名での搬出でしたが、持ち手も無いのでものすごく運び辛いのです。そしてお住まいの階段を傷つけるわけにもいきませんから、金庫に養生パッドを被せて、さらに持ち手になるバンドを掛けてようやく下へ下した経験があります。私たちでもこのような状況で下ろしたくらいなので、一般の人が何も道具無しで下ろすというのは非常に危険を伴います。特に下にいる人は落下した場合には大けがをする危険性もあります。

やはり階段差作業などがある場合は特に回収業者に相談をされることをおすすめいたします。

不用品処分

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不用品処分廃棄方法

横浜・川崎・東京で金庫の回収

対応エリア

対応エリア一覧

東京都:板橋区・ 大田区品川区杉並区世田谷区文京区目黒区狛江市・稲城市

川崎市:川崎区・幸区中原区宮前区高津区多摩区麻生区

横浜市鶴見区神奈川区・金沢区・西区中区南区港北区・港南区・保土ケ谷区・旭区・緑区・青葉区都筑区戸塚区・泉区

記載の無い地域でも対応できる場合があります。お問い合わせください。

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この記事を書いてる人

この記事を書いているのは株式会社コーモドのスタッフ。2007年の創業から10数年以上のキャリアで、古物販売に関してリサイクルの専門家。実際に現場作業も行いながら、リアルなリサイクル事情をお伝えする記事の執筆の2足のわらじで当ホームページのコンテンツを作成と管理を行っている。好きなものは古いイタリア車。

投稿者プロフィール

株式会社コーモド
2007年の創業の神奈川県川崎市内のリサイクルショップ。不用品回収と買取を10年以上に渡り営業を行っている。豊富な経験と実績もある古物販売・リサイクル業の専門家。安心して依頼が出来る不用品回収サービスをモットーに誠実な営業を続けさせていただいております。

【古物商許可】神奈川県公安委員会第452520008296号