耐火金庫の処分方法、廃棄はどうすれば良い?おすすめ捨て方6選をお教えします

金庫

耐火金庫を不用品回収業者に依頼することもできますが、その他の処分方法は無いのでしょうか?リサイクルショップへの売却など他の引取り方法についてなど分かりやすくご紹介していきます。

耐火金庫の処分

使わなくなった金庫を捨てたいのだけど、どんな方法があるの?

耐火金庫は自治体の収集が無いので、処分の方法としては販売店か回収業者に依頼をすることになる。

販売店が覚えていなくて、どこだったか分からないのだけど

それであれば不用品回収業者に相談してみるのも良いですよ。

部屋からの運び出しもしてくれるので手間がかからない。

確かに、あの重たい物を自分では運べないし、一度相談してみるわ

耐火金庫の対応年数は約20年と言われています。ただの鉄板であれば火災時には中の書類が焼けてします。火の熱から守るために、耐火金庫の鉄と鉄の間には「耐熱性の石膏粉」が入っているんです。これがあることで耐火性が担保されているのです。 石膏粉には水分が含まれていて、火災の時には水分が気化して気化熱によって焼失を免れる作りになっています。しかし経年劣化により中の水分が抜けてしまう。つまり気化熱によって守ることが出来なくなるということです。それが20年くらいということなので、そのくらい経過をしている金庫は処分の時期だということも言えます。

金庫の6つの処分方法

金庫の処分方法ですがいくつか方法があり以下の通りです。

  • 小型金庫の場合は粗大ゴミで処理できる
  • 販売店へ処分の依頼
  • 処理施設へ直接持ち込み
  • リユース品として買取
  • 金属製の金庫なら鉄くず業者に持ち込み
  • 金庫の鍵屋さんに相談をする
  • 回収業者へ依頼

廃棄処理する前に中身の確認

遺品整理などで親が残した金庫。中を確認せずに捨てるわけにも行きませんよね。

金庫を廃棄処分するにしても鍵が開いていない場合は中を確認してからにしましょう。貴重品が入っているかの確認はしておくべきです。しかし、開錠にはダイヤルやプッシュの番号が必要になるので、もしそれを忘れてしまった場合には鍵屋さんを呼んで開けてもらう必要があります。費用としては2万円~が相場になります。難易度によってはさらに費用がかかる場合もあります。

開けるために数万円の費用がかかり、さらに金庫の廃棄処分に費用がかかるので痛い出費になりますが、万が一のことを考えると中身の確認は大切です。

重たい金庫の処分は自治体では出来ません

重量のある金庫は行政や自治体では収集していない地域がほとんどです。「処理困難物」の扱いとなっているようです。実際はどのようになっているのかを調べてみました。

耐火金庫の重さ

耐火金庫ですが一体どのくらいの重さがあると思いますか?小型のものであれば何とか一人でも持ち上げれる?くらいですが、サイズが大きくなるとかなりの重量があります。サイズ別で重量を見てみましょう

サイズ重さ
W412mm × D397mm × H360mm 約30キロ
W472mm × D491mm × H603mm(ちょっと縦長の長方形)約50キロ
W655mm × D600mm × H1020mm約200キロ
金庫の重さ比較

サイズが大きくなると一気に重たくなります。100キロを超えると持ち上げるのもかなり困難かつ危険です。足の指に落とすと骨折の危険性もありますね。

このように重たい金庫ですから、処理にかなり問題です。

【横浜市の場合】

市では収集しないごみ

耐火金庫など処理困難物は販売店または資源循環局事務所に相談してください。

横浜市|市では収集しないごみとリサイクル

その他の地域の場合

地域対応
川崎市 川崎市では、粗大ごみもしくは処理困難物。耐火金庫は処理できない。販売店へ相談と記載がありました。
東京都世田谷区 世田谷区の場合も販売店やメーカーに相談してくださいということです。
金庫の行政の対応

つまり、耐火金庫はどこの行政も収集はしていないようです。

耐火金庫ではない場合は粗大ごみで収集が可能

金庫と言っても30センチサイズの重量のある金庫・これを一般的に耐火金庫と呼びます。あの重さは内側に耐熱性の石膏粉が入っているので思いたいんです。ただの鉄の塊ではないんですよ。それで、耐熱性の石膏粉が入っていない鉄で出来たもので、30センチを超えるものは粗大ごみで出すことも可能な場合があります。川崎市の場合は「粗大ごみ、もしくは処理困難物」と記載があるように、場合によっては粗大ごみで出せるということです。「手提げ金庫」レベルなら粗大ごみでOKということです。

メーカーでの金庫処分

行政ではメーカーに相談ということですが、いったいどのようなメーカーがあるのでしょうか?一覧でご紹介してみます。

このような金庫のメーカーがありました。エーコーや日本アイ・エス・ケイのホームページを見ても処分に関する記載がありませんでした。メーカーで処分を希望される場合は直接問い合わせしてみましょう。

耐火金庫を持ち込みで廃棄処分する方法

粗大ゴミとしても処理が出来ない金庫なので、メーカー引き取りや販売店引き取りが出来ない場合、その他の廃棄処分方法としては中間処理施設への持ち込みという方法があります。しかし受け入れには契約が必要になり、一般からの持ち込みが出来る処理施設は多くはありません。まずは一般からの自分の持ち物として受け入れ可能なのかの問い合わせをしてみましょう

粗大ゴミ処理のプラントへの持ち込みも、収集を行っていないので受け入れが無いのが実情です。仮に中間処理施設で受け入れをしてもらえた場合の処理費用ですが、おおよそ5000円くらいはかかります。安くは処理が出来ないものだというのが分かりますね。

リサイクルショップで金庫は売れるのか?

リサイクルショップが金庫を買うというのはかなり現実的ではありません。というのも、販売の数も少ないですから、利幅を取って仕入れてもすぐには売れません。移動するにも手間がかかりますし、配送するにも輸送費のコストがかかるためネットショッピングでも売りづらい商品となります。なので、大半のリサイクルショップでは買取は期待できないものとなります。

強いて言えば「舟箪笥 」「船金庫」「車ダンス金庫」や金庫の鍵で「古い鉄製錠前」のような昭和レトロや江戸幕末の頃の古いものであれば希少性から中古でも取引されています。

汎用的な現代のものだと再販は難しい状況です。特にダイヤル式の場合は鍵があってもダイヤルを回す回数があり、それが分からないと開かないということになります。扉があかなければ、売り物以前の問題です。ダイヤル式は今では作られていないので相当古い物になるので、こういったものは処分が良いでしょう。

耐火金庫の処分の持ち込み

金庫の中でもプッシュ式のものが現在の主流です。開錠の番号も分かっていて、欠品などが無い場合であれば、リサイクルショップ次第ですが無料引き取りしてくれる場合があります。出張で引き取りはしてもらえないと思いますから、持ち込みでの対応となります。生活用品を取り扱っていて長く営業をしているリサイクルショップや「海外輸出」を行っているリサイクルショップがおすすめかもです。

金属製の金庫の処分方法

重量のある耐火金庫の中には「石膏粉」が入っているため、見た目は金属でも鉄くずとして処理することができません。しかしさらに小型の金庫で、金属だけで出来ているものは金属スクラップとして処理が可能です。その場合に、鉄くず屋さんがもし近くにあれば引き取りしてもらえます。

鍵屋さんに金庫処分で相談してみる

金庫の開錠をしてくれる鍵屋さんがいますが、そういったところでも金庫の回収をしてくれる場合があります。例えば中を確認するために依頼をして、確認後にそのまま処分したい時に引き取りしてくれるケースです。

回収のみで受付してもらえるかは鍵屋さん次第なので、一度相談するのも良いでしょう。

不用品回収業者の耐火金庫引取り

不用品回収サービス

不用品回収業者に依頼をする一番のメリットは部屋からの「運び出し」をしてもらえるということです。しかし作業費や処分費や交通費といった費用がかかるので、依頼をする場合には費用対効果を考えると良いでしょう。つまりお金を支払ってでも運び出す価値があるか無いかということです。

耐火金庫処分引き取りのならコーモドにお任せください

コーモドでは耐火金庫のお引き取りもしています。お部屋からの運び出しを含めた引き取りとなります。大きさにより1名~2名必要な場合もあります。お電話でサイズや搬出場所をお教えいただけると簡単にお見積もりが出来ます。

重さ金額
キロ当たり200円~250円
金庫の処分費の目安

小型サイズのもので1万円~が目安となります。あとは搬出のロケーションなどによってもオプション費用が加算される場合があります。100キロや200キロクラスのものは2名~3名となるので、事前見積もりが必要になります。

金庫処分費用の相場目安

小型金庫1万円~3万円程度

中型金庫3万円~

大型金庫 要見積もり

金庫の部屋からの運び出し

見た目に比べてサイズは小さくてもお部屋から運び出すのも困難なのが耐火金庫です。慣れている不用品回収のスタッフでも苦労するものです。以前もありましたが、推定100キロ超えの金庫を一軒家の2階の階段で下ろしたことがありました。2名での搬出でしたが、持ち手も無いのでものすごく運び辛いのです。そしてお住まいの階段を傷つけるわけにもいきませんから、金庫に養生パッドを被せて、さらに持ち手になるバンドを掛けてようやく下へ下した経験があります。私たちでもこのような状況で下ろしたくらいなので、一般の人が何も道具無しで下ろすというのは非常に危険を伴います。特に下にいる人は落下した場合には大けがをする危険性もあります。

やはり階段差作業などがある場合は特に回収業者に相談をされることをおすすめいたします。

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投稿者プロフィール

株式会社コーモド
2007年の創業の神奈川県川崎市内のリサイクルショップ。不用品回収と買取を10年以上に渡り営業を行っている。豊富な経験と実績もある古物販売・リサイクル業の専門家。安心して依頼が出来る不用品回収サービスをモットーに誠実な営業を続けさせていただいております。
お譲りいただいた不用品はリユース・リサイクルの分別を行い、最終的に残るものは一般廃棄物許可業者に委託をして処理されています。

【古物商許可】神奈川県公安委員会第452520008296号