不要なペンキを賢く処分する方法、簡単で安全な捨て方を解説

ペンキ

使い残したペンキや古くなったペンキの処分方法に困っていませんか?この記事では、ペンキを安全に、環境に優しく処分するための方法を詳しく解説します。ペンキの種類別に適切な処分方法を紹介し、自宅で簡単にできる方法から、自治体の回収方法まで網羅しています。ぜひ参考にして、安全にペンキを処分しましょう。

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ペンキの種類別処分方法

  1. 油性ペンキの処分方法、油性ペンキは有害物質を含むため、通常のゴミとして捨てることができません。自治体の指示に従い処理します。
  2. 水性ペンキの処分方法、水性ペンキは乾燥させてから可燃ゴミとして処分することが可能な場合が多いですが、地域によって異なるため、自治体のルールを確認しましょう。
  3. スプレーペンキの処分方法、スプレーペンキはガスが残っている場合があるため、危険物として処分する必要があります。

ペンキの種類

ペンキの種類は油性と水性というものがあります。
その違いですが、簡単に説明しますと、油性はシンナーなど揮発性有機溶剤が使われていて、水性は水が使われています。
シンナーなどが揮発して塗料が沈着するか、水が乾いて塗料が沈着するかの違いです。
この違いは塗る場所や使い方によって選ぶ必要はありますが、使い残しを処分する時にこういった違いによって処理方法が変わるわけではありません

ペンキの特性

まずペンキについてですが、ペンキは可燃性のものです。取り扱いには注意をしてください。皮膜となり硬化した状態では問題ありませんが、液状のときに火気に地被けると引火する恐れがあります。
ペンキをふき取った布が自然発火をするというケースもあるので注意を払って取り扱いください。

油性ペンキ・水性ペンキの処分方法

1. ペンキを乾燥させる

油性ペンキは、乾燥させて固化させることで、通常のゴミとして処分できる場合があります。ただし、自治体によっては固化しても可燃ゴミとして出せない場合があるため、事前に確認が必要です。

方法

少量の場合の場合はペンキを開けた状態で置いておくと、自然に乾燥しますが、猫砂、新聞紙、乾燥剤(市販のペイントハードナーなど)を混ぜると乾燥が早くなります。 ペンキを新聞紙や段ボールに流し込み、しっかり乾燥させます。完全に固まるまで数日から1週間ほどかかることがあります。

大量の場合は、容器の蓋を開けたまま風通しの良い場所に置き、自然乾燥させます。大量のペンキの場合、固化剤を使用して固めると効果的です。

スプレーペンキの処分方法

中身を使い切る

スプレーペンキ缶を完全に使い切ることが、最も安全で簡単な処分方法です。使い切ることで、缶の中に残ったガスや塗料を取り除き、処分が容易になります。スプレーペンキが空になるまで使い続けます。塗りたい物がなくても、新聞紙や段ボールにスプレーして缶を空にしましょう。スプレー缶の底部にある穴に専用のガス抜き器を使用して、残ったガスを抜きます。一部の自治体では、ガス抜きが義務付けられている場合があるので確認しておきましょう。

自治体のルールに従った処分

スプレーペンキ缶は自治体によって処分方法が異なるため、お住まいの地域のルールを確認することが重要です。通常、空になったスプレー缶は資源ゴミとして回収されます。お住まいの自治体のゴミ分別ガイドやウェブサイトを確認し、スプレーペンキの適切な処分方法を調べます。まだ中身が残っている場合、ガス抜きを行い、完全にガスを抜いた状態で指定されたゴミの日に出します。自治体によっては穴を開けることを推奨しない場合もあるため、ガス抜きの方法は自治体の指示に従ってください。

家の補修などDIYで使ったペンキの残りをどのように処分するかについてですが、方法としては以下のようなやり方があります。

処分に困るペンキ

  • 液状の場合は衣類や紙に染み込ませて燃えるゴミで処理をする
  • 凝固剤を使って固めて不燃ゴミで処理をする
  • 中間処理施設に持ち込みをする

液状のままでは処分が出来ないということです。

ペンキというのは液状やペースト状のままでは普通ゴミなどでも収集してくれません。
引火しやすいものですから危険物扱いとなります。

乾燥以外のペンキの捨てかた

ペンキというのは一般的に家庭から出るものではなく、そもそも基本的に行政では引取りはしていません。
それで、このペンキを自分でどのように処理をするのかお教えします。

東京都の23区内の自治体の方に聞いてみました

●布にペンキを染み込ませて処理する。

要らなくなった布類を用意をして、その布に染み込ませていきます。
それを可燃ごみとして処理します。
大量にペンキがある場合には場合には有効ではありませんが、小分けで排出すれば可能でしょう。
※ただし上にも書いたように液状の時は自然発火の恐れがあるので、放置状態にせずに早めに排出をするようにしてください。
そして残った缶は小物金属として排出をする。

もしくは液状やペースト状では収集はしてくれませんが、固形状になっていれば収集は可能です。
ふたを開けたままにするなどで、揮発させて塗料を乾かしてしまいます。
中身が多く残っている場合は、揮発するまでに時間がかなりかかると思います。あまり多く残っている場合は凝固剤を使うのも一つの方法です。
この方法はあくまで一般家庭から出す場合のみに有効な方法です。

横浜市の場合

横浜市ではペンキの収集は行っていないようです。「販売店へ相談」とあります。液体のペンキのままでは出せません。

ペンキ処理

 

横浜市ごみと資源物の出し方一覧表

ペンキ凝固剤を使って捨てる

使いかけのペンキを固まらせることが出来る「ペンキ凝固剤」が売っています。
名称はメーカーによっても違いますが。
カンペハピオでは”残塗料処理剤”、アサヒペンでは”油性塗料固化材”といった名前で販売されています。

このような商品を使うとどうなるかというと、ペンキを硬化させることが出来ます。固めることで、可燃ごみとして処理できるというわけです。

ペンキの残量によっては硬化させるために必要な量も異なるので、使い方を確認する必要があります。

廃シンナーの処理方法

シンナーも同じく凝固剤を使って処理することが出来ます。液体のままでは処理が出来ません。排水溝に流すことが出来ないので、余ったシンナーはこのような物を使って処理するのが一番楽に済みます。

アサヒペン凝固剤

 

●残った水性塗料や油性塗料に混ぜるだけで簡単に固化できます。
●ハケを洗った水やうすめ液も処理できます。
●固化した塗料は、一般ゴミ(可燃物)として捨てられます。

【固化能力】35gで約400mlまで、500gで約6Lまで固化できます。

水性・油性兼用塗料固化剤

廃塗料を処理施設へ持ち込み

ペンキ屋さんなど、業者からのゴミというのは一般家庭からのゴミとしては収集してもらえません。必ず事業ごみとして処理しましょう。
業者さんがペンキを排出する方法としては、「中間処理施設」があります。ゴミの処理施設のことです。どんな処理施設でもペンキを受け入れしているわけではありません。そしてペンキの取り扱いをする中間処理施設では、通常の産廃よりも割高な処理費用がかかる場合があります。1ℓあたり数千円かかることもあります。

さらに持ち込みをするには、その処分場との書類の契約をまず交わすのが一般的なやり方です。
そして誰がどこに持ち込んだのかが分かる”マニフェスト”に業者名等を記入して提出します。事前にこのマニフェストが無いと受け入れしてもらえない場合も処分場によってはあるので、確認が必要です。

一般家庭からのちょっとした持ち込みというのは向いてはいません。

回収業者からも断られるケース

塗料はどこの中間処理施設でも受け入れてくれるわけではありません。そのため、回収する業者も受け入れ自体が出来ない場合もあります。

ペンキ処分の費用

液状から衣類に染み込ませたり、凝固剤を使い固体に変えて自治体で処理をする場合の費用は0円で、無料です。

しかしこれが中間処分場への持ち込みであったり、回収業者に依頼をする場合には費用がかかります。

以下のグラフは液状のままのペンキを出した場合の費用の目安です

依頼先依頼先費用
中間処理場一斗缶3000円~5000円
回収業者一斗缶5000円~
液状のままの処分費

固体の状態になっているならば、費用は上記よりも安くなります。

回収業者引き取りに依頼した場合の費用

ペンキは簡単に引き取り出来ないのと、中間処理施設での処理費用が高いため、収集運搬費用を含めると安く引き取りというのは難しくなります。

ペンキを引き取りしてくれる会社

神奈川県内でペンキを収集運搬してくれる業者

建設業やリフォーム会社向けの塗料の収集運搬会社です。

神奈川県のペンキ処理業者

 

塗料処分のお悩み解決は相田化学工業にお任せください!

お客様の事業形態により定期回収・スポット回収など様々な形態でのサービスを提案・提供させて頂きます。ご希望のお客様には事前に空の容器(ドラム缶)を準備します。当社の塗料系廃棄物処分サービスは、塗装業者・リフォーム業者様・建設会社様をはじめ、事業活動で発生した塗料の処分でお困りの様々な業界のお客様からご支持頂いております。安心・確実な処分でお客様の期待に添えるサービスを提供します。

神奈川県 塗料・ペンキなど塗装に関する廃棄物の回収・処分

ペンキを処分する時の注意点、気をつけるポイント

ペンキの処分中は、手袋やマスクを着用し、安全に取り扱うようにしましょう。また、誤って排水に流さないように注意が必要です。

水性ペンキを液体のままゴミとして出すことは避けましょう。環境に悪影響を与える可能性があるため、必ず乾燥させて固化した状態で捨ててください。

ペンキはこぼしてしまうと、拭き取りに手間がかかりますし、最悪の場合には色が落ちない場合もあります。揮発性も強く臭いもあるので、屋内で染み込ませたりする作業はおすすめしません。

屋外で換気の出来るところがベストです。ブルーシートを用意して、その上で作業をするなどをすれば、万が一こぼれてしまった時にも安心です。

ですが、基本的に家庭で使うペンキは使い切るようにするのがおすすめです。処分を上手く出来るようにご参考としてお役立てください。

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投稿者プロフィール

株式会社コーモド
2007年の創業の神奈川県川崎市内のリサイクルショップ。不用品回収と買取を10年以上に渡り営業を行っている。豊富な経験と実績もある古物販売・リサイクル業の専門家。安心して依頼が出来る不用品回収サービスをモットーに誠実な営業を続けさせていただいております。
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