ペンキ処分方法

生活をしていてDIYのために買ったペンキが使いきれず余って処分に困りずっと放置して経験はありませんか?そんなペンキの処理方法をご紹介します
処分に困るペンキ

ペンキというのは液状やペースト状のままでは普通ゴミなどでも収集してくれません。
引火しやすいものですから危険物扱いとなります。
種類
ペンキの種類は油性と水性というものがあります。
その違いですが、簡単に説明しますと、油性はシンナーなど揮発性有機溶剤が使われていて、水性は水が使われています。
シンナーなどが揮発して塗料が沈着するか、水が乾いて塗料が沈着するかの違いです。
この違いは塗る場所や使い方によって選ぶ必要はありますが、使い残しを処分する時にこういった違いによって処理方法が変わるわけではありません
ペンキの特性
まずペンキについてですが、ペンキは可燃性のものです。取り扱いには注意をしてください。皮膜となり硬化した状態では問題ありませんが、液状のときに火気に地被けると引火する恐れがあります。
ペンキをふき取った布が自然発火をするというケースもあるので注意を払って取り扱いください。
処理方法
ペンキというのは一般的に家庭から出るものではなく、そもそも基本的に行政では引取りはしていません。
それで、このペンキを自分でどのように処理をするのかお教えします。
東京都の23区内の行政の方に聞いてみました
●布にペンキを染み込ませて処理する。
要らなくなった布類を用意をして、その布に染み込ませていきます。
それを可燃ごみとして処理します。
大量にペンキがある場合には場合には有効ではありませんが、小分けで排出すれば可能でしょう。
※ただし上にも書いたように液状の時は自然発火の恐れがあるので、放置状態にせずに早めに排出をするようにしてください。
そして残った缶は小物金属として排出をする。
もしくは液状やペースト状では収集はしてくれませんが、固形状になっていれば収集は可能です。
ふたを開けたままにするなどで、揮発させて塗料を乾かしてしまいます。
中身が多く残っている場合は、揮発するまでに時間がかなりかかると思います。あまり多く残っている場合は凝固剤を使うのも一つの方法です。
この方法はあくまで一般家庭から出す場合のみに有効な方法です。
横浜市の場合
横浜市ではペンキの収集は行っていないようです。「販売店へ相談」とあります。液体のペンキのままでは出せません。
ペンキ凝固剤を使って捨てる
使いかけのペンキを固まらせることが出来る凝固剤が売っています。
名称はメーカーによっても違いますが。
カンペハピオでは”残塗料処理剤”、アサヒペンでは”油性塗料固化材”といった名前で販売されています。
このような商品を使うとどうなるかというと、ペンキを硬化させることが出来ます。固めることで、可燃ごみとして処理できるというわけです。
ペンキの残量によっては硬化させるために必要な量も異なるので、使い方を確認する必要があります。
廃シンナーの処理方法
シンナーも同じく凝固剤を使って処理することが出来ます。液体のままでは処理が出来ません。排水溝に流すことが出来ないので、余ったシンナーはこのような物を使って処理するのが一番楽に済みます。
●残った水性塗料や油性塗料に混ぜるだけで簡単に固化できます。
●ハケを洗った水やうすめ液も処理できます。
●固化した塗料は、一般ゴミ(可燃物)として捨てられます。【固化能力】35gで約400mlまで、500gで約6Lまで固化できます。
廃塗料 持ち込み
ペンキ屋さんなど、業者からのゴミというのは一般家庭からのゴミとしては収集してもらえません。必ず事業ごみとして処理しましょう。
業者さんがペンキを排出する方法としては、「中間処理施設」があります。ゴミの処理施設のことです。どんな処理施設でもペンキを受け入れしているわけではありません。そしてペンキの取り扱いをする中間処理施設では、通常の産廃よりも割高な処理費用がかかる場合があります。1ℓあたり数千円かかることもあります。
さらに持ち込みをするには、その処分場との書類の契約をまず交わすのが一般的なやり方です。
そして誰がどこに持ち込んだのかが分かる”マニフェスト”に業者名等を記入して提出します。事前にこのマニフェストが無いと受け入れしてもらえない場合も処分場によってはあるので、確認が必要です。
一般家庭からのちょっとした持ち込みというのは向いてはいません。
回収業者からも断られるケース
塗料はどこの中間処理施設でも受け入れてくれるわけではありません。そのため、回収する業者も受け入れ自体が出来ない場合もあります。
業者引き取りに依頼した場合の費用
どこでも引き取りを簡単にしてくれる業者はいませんし、依頼が出来たとしても中間処理施設での処理費用が高いため、収集運搬費用を含めると安く引き取りというのは難しくなります。
まずは見積もりを出してもらわないといけません。
神奈川県内でペンキを収集運搬してくれる業者
建設業やリフォーム会社向けの塗料の収集運搬会社です。
塗料処分のお悩み解決は相田化学工業にお任せください!
お客様の事業形態により定期回収・スポット回収など様々な形態でのサービスを提案・提供させて頂きます。ご希望のお客様には事前に空の容器(ドラム缶)を準備します。当社の塗料系廃棄物処分サービスは、塗装業者・リフォーム業者様・建設会社様をはじめ、事業活動で発生した塗料の処分でお困りの様々な業界のお客様からご支持頂いております。安心・確実な処分でお客様の期待に添えるサービスを提供します。
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まとめ
ペンキはそのままの液体状態では収集が難しいものです。全部使い切ってしまうのが一番良い方法なのですが、もしそれが出来ない場合にはぼろ布などに染み込ませて燃えるゴミで処理。もしくは硬化させる液体を使って固形にしてから処理をする方法があります。処分業者に依頼するのは高額になる恐れがありますので、中間処理施設や購入した塗料店に相談されることをお勧めいたします。
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投稿者プロフィール
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2007年の創業の神奈川県川崎市内のリサイクルショップ。不用品回収と買取を10年以上に渡り営業を行っている。豊富な経験と実績もある古物販売・リサイクル業の専門家。安心して依頼が出来る不用品回収サービスをモットーに誠実な営業を続けさせていただいております。
お譲りいただいた不用品はリユース・リサイクルの分別を行い、最終的に残るものは一般廃棄物許可業者に委託をして処理されています。
【古物商許可】神奈川県公安委員会第452520008296号
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